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研究のために、今年の8月まで
カナダに住む先住民の人々
いわゆる「インディアン」に当たる人たちに
狩猟を学びながら、いっしょに暮らしていました。
とくに印象深かったのが「インディアンデリカシー」。
インディアンという言葉は差別的な意味合いがあるとして
カナダで公的に使われることは少ないのですが、
当の先住民の人々は
自分たちを「インディアン」と呼ぶことが多いのです。
そして、デリカシーというのは「珍味」のこと。
私も勧められるまま、
さまざまなデリカシーに挑戦してみました。
なかでもビーバーの尾は、焚き火であぶると
外側の皮がパーンとふくらみ、それを手でむくと、
黒いゴムのような外見からは想像できないのですが、
中身は真っ白な軟骨と脂身が混じったような
ねっとりした身で、
これを汲んできた川の水で茹でてから食べると
口の中で溶けるほど柔らかく、
私はすっかり気に入ってしまいました。
白人社会から見れば非文明的で
「インディアン」らしい食べものと言えるかもしれない。
だけど自分たちの伝統的な食べものであり、
何よりとても美味しいもの。
インディアンデリカシーという言葉には
そのような意味合いが込められているように思います。
彼らにとって
森から与えられた動物を余すことなく利用することは
その動物に感謝し、尊敬を表すことなのです。
(mi‐ko) |
ビーバーって、あの愛らしい顔のビーバーですか?
しかも、しっぽまで‥‥!?
なによりも、ビーバーを食べちゃうこと自体、
ちょっとビックリしちゃいますけど、
先住民のみなさんにとっては、
しっぽまで残さないことが
自然のめぐみに対する感謝の気持ちなんですね。
ちなみにそのお味、
「mi‐ko」さんによると、
「うっとりしちゃうくらいのおいしさ」らしいです!
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フレンチフライに、
チーズとグレービーソースをたっぷりかけた料理。
とにかく量が多くて、日本でいう「小」を頼んでも、
ひとりでは食べきれないことも。
こってりしてて、
とても頻繁に食べられるものではないのですが、
なぜかたまに食べたくなる、そんな料理です。
(Tommy) |
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かなりの高カロリーの、メタボ腹になりたい人は
食べ続けたほうがいい食べものです。
でも、ケベックの人は、プティンを誇らしげに語ります。
まるで、お好み焼きの話を
誇らしげにする大阪人のようです。
同時に、それを脂っこい不健康な食べものだと
げらげらと笑っています。
自分を笑いにするところまで大阪人とそっくりです。
(コロ) |
じつは、カナダの食べもの情報のなかで、
いちばん多かったのが、
このプティンという料理だったんです。
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寒い季節も難なく乗り越えられる
立派な脂肪の蓄積が望める。(ぬ。) |
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揚げたフライに、グレイヴィー、そしてチーズ!
どれだけハイカロリーなのって料理です。(ユウミ) |
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まことに高カロリーな不健康食品です。
が、これがめっぽうウマい!(maru) |
‥‥な〜んて、おっしゃいますけど、
みんなに愛されてる感じが、逆に伝わってきますねー。
しかも、食べると「音がする」んですって。
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特筆すべきはチーズで、
これは押し固める前のチェダーチーズなのです。
地元の人は「スクウィック・チーズ」と呼ぶのですが、
そのとおり、噛むと「スクウィック、スクウィック」と
口のなかで音がするのです。
(こんぶ) |
スクウィック、スクウィック。
いいなあ、これ。
なんだか、楽しくなってきます。
どうですか、みなさんもごいっしょに!
スクウィック、スクウィック!
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東カナダで美味いもんと言えば、ロブスターです。
家庭では「塩茹で」にします。
まず、汁が飛び散ってもいいように
テーブルに新聞紙をひく。
ハサミを使って殻から身を取り出し
素手で溶かしバターにつけて、かぶりつく。
手についた身も、しゃぶる。
濃いめの紅茶で口をサッパリさせつつ
お好みでミソを塗りこんだパンをかじる。
野生の栄養をそのまま取り込んだあとは
新聞紙にガラやなんや丸めて捨てて、おしまい。
とりあえず「食った」感じがあるのです。
(Kuux2) |
いや、これは、りっぱ!
ハサミの部分とか、まるまるとしていて、
ぎっしり、身がつまってそうです。
なお、読者の「苗さん」からの目撃情報によると
日本人がカニを食べるときみたいに、
カナダのみなさんも「無言でほおばっていた」とのこと。
わかります、わかります、その気持ち!
さあ、ほかにも
たくさんの食べもの情報が到着しています。
続けて、どうぞ!
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クリスマスや感謝祭、復活祭などのときに食べます。
オーブンでじっくり7〜8時間くらい焼きました。
ちなみにターキーを食べると眠くなる、
というのは、カナダでは常識みたいです。
(ゆきちろ) |
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七面鳥のお腹のなかには、パンの耳みたいな
クルトンみたいなものと
各種ハーブなどなどの詰めものをします。
ちなみに七面鳥を食べ過ぎると眠くなるそうで、
なんでも催眠効果をもたらす成分が含まれているんだと
教えてもらいましたが、真偽のほどは分かりません。
七面鳥を焼くのは女性の仕事で、
切り分けるのは男性の仕事だそうです。
(まきこ) |
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いい具合にポーチした卵を
(ポーチ具合もリクエスト出来る)、
横半分にスライスしてトーストした
イングリッシュ・マフィン、ハム
(またはスモークサーモン、
その場合は『サーモン・ベニー』になる)、
ときどきトマトとかほうれん草、に乗せ、
上からすばらしい魔法のソース、
「ホランデーズ・ソース」をかけます。
高カロリーですが、見た目もかわいいし、
週末の罪深き愉しみ、ということで‥‥。
(よし!だめ) |
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夏になると、道端にブラックベリーがなります。
放課後、みんなで遊びながら帰るときに、
ちょっとずつつまんで食べます。
まっくろになればなるほど、甘くて美味しいです。
たまに、すっごいすっぱいのにあたると、
みんなに笑われます。
(ゆきちろ) |
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去年までカナダに留学していました。
いちばん印象深かったのが、
バンクーバーにたくさんあった
「Sushi(寿司)」の店です。
13ドルぐらい先払いして、食べ放題で、
サーモン30貫とか一気に頼む店もありました。
衝撃的だったのがマンゴーやキウイが入ったやつです。
(いんどぱーく) |
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