―― まだ袋に入った状態の未使用品もありますね。

髙品 なくなってしまうと困るので、 気に入っているかたちは ストック用に買い置きしています。

―― そこまで気に入ってくださっているなんて！ 最初のFIROとの出会いはいつだったんですか？

髙品 2019年に〈O2〉のモデル撮影で新島を訪れた際、 フィッティングでFIROのカットソーに ふれたのが最初です。 きれいな生地だな、というのが第一印象で、 実際に着てみたら、着心地もとても良くて 胸がときめいたのをおぼえています。

―― そのときわたしも同行させてもらっていましたが、 スタッフみんなで FIROの試着会みたいになっていましたよね！

髙品 はじめて体験した着心地に、 みなさんおどろいていましたからね。 そのあと、すぐにFIROのＴシャツを買いました。 かたちもそうですが、とにかくこの生地が気に入りすぎて。

―― FIROを象徴する生地 「ハイブリッドラマ」ですね。 今日持ってきていただいているのも すべてハイブリッドラマですものね。

髙品 はい。 コットン100%と思えないほどに伸縮性があって、 とにかく乾くのもはやい。 そして、きれいなのに気をつかわず ガシガシ着られるのがうれしくて。

―― 値段がふつうのＴシャツにくらべてお高めですから、 よそいきのように着てしまうという声もありますが‥‥。

髙品 わたしはあまり気にせず、 着すぎているかもと思うくらいたくさん着ています。 子どもと遊ぶときも出番が多いです。 子どもがＴシャツによだれをこぼしても、 気づいたら乾いているのでまったく気にならないし。 洗って洗濯機からＴシャツを出したとたん、 もう乾きはじめてる？！　みたいな（笑）

―― FIROでよく称されるように、 まさに“魔法”のようですよね。

髙品 さすがに６年も着ていると “魔法”の効力が弱まって、 ちょっとよれて色もやや褪せてきたので 同じものを買い直しました。 それでも捨てることはなくて、いまだに現役です。

―― 繊細そうに見えて、いがいとタフですよね。

髙品 そう。 ６年着て穴もあいていないですしね。 耐久性もそなわっているんだと思います。

―― どうやら、生地の段階で染める「原反染め」ではなく、 生地を整えて裁断し、縫製してから染める 「製品染め」をしているから丈夫なんだそうです。 さらに、染めた後にタンブラー乾燥をかけることで 生地がギュッと縮まって強くなっているようです。

髙品 そうなんですね。 洗うときもネットに入れてふつうに洗濯していますが、 生地がだれることなく乾けばかたちは元どおり。

―― 気をつかっておしゃれ着洗いでなくても いいかもしれませんね。 今日持っていただいたなかでは どれをよく着ていますか？

髙品 お気に入りは最初に買った半袖のビッグＴシャツ。 いちばん着ているのもこれです。 着丈が長くておしりがかくれるし、 １枚で着ても体のラインを拾わないので気に入っています。 夏はビッグＴシャツにややタイトなパンツと スニーカーを合わせてキャップをかぶるのが定番コーデ。

―― 涼しそうで、かっこいい！

髙品 しかも楽ちん。 蒸し暑い夏にはこのＴシャツが欠かせません。 長袖はインナーとして シャツの中などに着ることが多いですね。 きれいな雰囲気なので、 結婚式でのドレスのインナーとして着たことも。 半袖のタートルネックはストラップワンピースや オーバーオールを着るときの下に合わせています。 ゆったりしたものに対して、 中はすっきり見せたいときにFIROがぴったり。

―― オケージョンやコーディネートに応じて、 どのかたちを着るかも決めているんですね。

髙品 そうなんです。 そんな感じでふだんの生活で愛用していますが、 仕事でのスタイリングでも使わせてもらっています。 自分が着るのは半袖が多くて、 スタイリングする際はノースリーブや 長袖を使うことが多いですね。 たたむと小さくなるから旅行にも持っていきますし、 仕事でもプライベートでも毎日FIROです！

―― 愛用者をこえて、FIROの伝道師ですね（笑）

髙品 いまやFIROはわたしの永世定番品。 殿堂入りのファッションアイテムです。

―― そんな熱烈なFIROラバーの髙品さん。 FIROにリクエストが叶うとしたら、 何をお願いしたいですか？

髙品 うーん、タートルネックのワンピースがあるので シンプルな丸首のＴシャツ型の ワンピースがあったらうれしいなぁ。 そして、しばらくおやすみしているという ビッグＴシャツが復活してほしいです！

―― FIROのデザイナー、白井さんにお伝えしておきますね！ 本日はありがとうございました。