
夏の猛暑日にもさわやかに着られて、 おしゃれもたのしめる「フレフレ・ツーピース」。 再販をのぞむ声をたくさんいただいた 鹿の子編みバージョンが4年ぶりに帰ってきました! せっかくならそのままのリバイバルではなく、 今の気分を取り入れて、ちょっとアレンジ。 トップスはより単品使いしやすく、 スカートはゆとりある上品なかたちに仕上がりました。 はじめましての方も、 待ちのぞんでいてくださった方も、 フレフレ・ツーピースで陽気な季節をおむかえください。
末永 津喜子(すえなが つきこ)
糸会社にて編物講師、ニットテキストのデザインを経て、 大手アパレルのニットデザイナーとなる。 2011年に自身のブランドtsuki.sを立ち上げ 現在にいたる。
―― ツーピースがはじめて登場したのが、 ちょうど5年前の2020年。 鹿の子編みのツーピースはたいへんご好評いただいて、 翌年も色を変えてお届けしました。 2023年にはあたらしい生地で、 デザインも変えて発売しました。
末永 そのときは天竺編みの生地にしましたね。
―― フレフレ・ツーピースは、お客さまから 「よかったです」っていうメールがよく届くアイテムで、 天竺編みも好評だったんですが、 「鹿の子編みの生地でもまたつくってほしいです」 という声を本当にたくさんいただいたんです。 鹿の子はほどよい厚みで、1枚で気軽に着られて、 体のラインが出にくいところがよろこばれたのかなと。
末永 うれしかったですね!
―― 再販を希望する声をたくさんいただいて、 ことし念願の復活です!

末永 鹿の子編みって表目、裏目、表目‥‥と編んでいくので、 ぺたっと平面的な感じではなく表情があるんですよね。 そのおかげでシワになりにくいし、 斜行もしないし、汗を吸ってもすぐに乾くし。
―― 肌ばなれがいいですよね。 じっさいに夏にフレフレ・ツーピースを着ていて汗をかくと、 それが実感できました。

末永 しかも、鹿の子ってポロシャツのイメージがありますが、 これは編み目が細かくてきれいに着られますよね。

―― 遠目から見ると鹿の子には見えない。 それだけ細かい編み目なんですね。

末永 この生地でまたつくれることがうれしかったです。 最初にデザインさせていただいたのが5年前で、 その頃と今とでは気分もちがうので、 今の気分を取り入れてちょっとだけリニューアルしました。
―― 具体的に、どんなところに 手をくわえてくださったのでしょうか。
末永 まず、単品使いもしやすいよう、 トップスは後ろ側を長くして前後差をつけて 脇にスリットを入れました。

末永 襟もほんのり横に広がるボートネックのかたちだから、 襟元の切り替えを両端で重ねています。 襟元が波打たないためのデザインでもあり、 ちょっとかわいく見えるかなって。

―― スカートの裾幅も以前よりぐっと広がりましたね。
末永 これだけたっぷりあるとより華やかになりますね。

―― 長さちがいで2サイズつくりましたが、 体型が細めの方だと ずり落ちてしまうという声もいただいたので、 ウエスト内側に紐をつけました。

末永 細い方だったらきゅっと締めればいいしね。 フロントのタックがあることで、 ドレープがきれいにでます。 後ろはギャザーたっぷりなので 大柄な方でも問題なく穿いていただけると思います。
―― 色のバリエーションも心機一転、 あたらしい4つの色がそろいました。

末永 鹿の子は生地に陰影がつくから、 明るい色でもちょっと立体的になって ニュアンスがうまれるんですね。 今回選んだ色のうちのひとつ、テラコッタも ちょっとマイルドになるというか、やさしい色合いに。 アイスグリーンも本来なら若々しいさわやかな色ですが、 着る人の肌になじむというか。

末永 ラベンダーもブルーがかった、やわらかできれいな色。 スミクロも灰みがかって、つめたい印象になりません。

末永 上下ふたつあると着まわしの幅も広がって、 下に別のパンツを合わせてもらってもいいし、 トップスだけ変えたり、もちろんセットアップでもいいし。 荷物が限られる旅行で本当に役立つので、 おともにしていただけたらうれしいです。
―― ポリエステル100%だから、 旅行先で洗濯してもすぐに乾きますしね。
末永 そう、夜に洗濯しても朝には乾いてる。 ボリュームたっぷりでもふんわり軽いのは ポリエステル素材のおかげ。 さて、フレフレ・ツーピースを着て、 明日はどこの島にいきましょうか(笑)

フレフレ・ツーピース ¥9,900(税込)
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アイスグリーン
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ブルーラベンダー
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テラコッタ
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スミクロ