| 木曜日が待ちきれずに、
 月曜日の今日におじゃましました。
 サカキです。
 女性がパーティーの場で、背筋を伸ばして凛々しくふるまう。
 ポケットのないドレスを着、
 だから必ず必要な女性ならではの「とあるモノ」を使って、
 なるほどと思うやり方で
 エレガントにすらみえる姿を手に入れる。
 スゴいよね‥‥、って言うと彼女は不敵に答える。
 「だってワタクシ、パーティーでうつくしくふるまうコトも仕事の一部なんですもの」
 ‥‥、って。
 実は彼女の仕事の大きな部分をなしていたのが、クライアントの商品やサービスをPRするという仕事で、
 だから、人の集まるところに顔をこまめに出すのも仕事。
 パーティーに呼ばれれば必ず出かけて、社交につとめる。
 私のスッと伸びた背中は、
 シャンパーニュの泡が作ってくれたの‥‥、
 っていつも言ってた。
 そもそもシャンパーニュって背中をシャンっとのばしてくれる飲み物だよね。
 口から体に注ぎ込まれたシャンパーニュの泡。
 そのシュワシュワが背骨を満たして、
 上へ上へと体を引っ張りあげてくれるような
 感じがするもの。
 ありとあらゆるお酒の中で、
 シャンパーニュほど自由な飲み物はないと思うし、
 豪華で盛大なパーティーを表現するのに、
 「3つ星レストランのシェフの料理が並んでたよ」
 って言うよりも
 「シャンパーニュが何百本も抜かれたんだよ」
 って言った方がなんだか伝わる感じさえする。
 シャンパーニュって不思議な飲み物なんだよね‥‥、って。
 そんな話をしていたら、「ほぼ日」の担当者さんがこんなコトを言う。
 とある場所でシャンパーニュのお祭りがあるんです、そこに、とある女性が行ってみたいというのだけれど、
 サカキさん、彼女をエスコートしてくださいませんか?
 って。
 
 
 
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