販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。
こんにちは。海外チームのTakです。
「Hello!」「Bonjour!」
世界中から人が集まり、100もの言語が飛び交う場所。
多様性に満ちたカナダ・トロントへやってきました。
そこはイギリスやフランスの文化が混ざり合い、
独自の歴史を刻んできた、エネルギッシュな空気。
歩いているだけで、新しい何かが始まりそうな、
そんな予感に満ちた活気ある街の姿に圧倒されました。
そんな高鳴りを感じながら、今回お届けするのは、
2026年3月にカナダで初めて開催された
「ほぼ日手帳ミーティングキャラバン」。
多様性の街、トロントだからこそ生まれた、
十人十色の手帳と文具への愛があふれる会場の様子を
みなさんへお届けします。
開催場所は「Wonder Pens」さん。
中央市街地からやや離れた住宅地にあり、
週末は朝から多くの人通りが見られる場所でした。
広々とした店内に様々な文具が並ぶ、素敵なお店です。
家族経営の温かさにあふれ、そこには万年筆やインク、
こだわりの紙たちが並び、まるで宝探しをするような、
ワクワクする空間。
日本の文具も大切に扱ってくださる店主さんの、
「書くこと」への愛が、お店中に詰まっていました。
今回は前後半の2回のセッションに分けて開催し、
計13名の方にご参加いただきました。
店舗の中央に大きなテーブルを置いて、
お買い物中の人も「なになに?」とのぞけるような、
とても開かれた雰囲気の中でスタートしました。
最初にミーティングキャラバンに参加してくれたことへの
お礼とわれわれの自己紹介から始めました。
「ほぼ日って、実はこんなこともしています」
と、紹介していたら、
「あ、それ知ってる!」「その使い方、いいですね」
なんて声が上がって、一気に和やかな空気になりました。
そしていよいよ、今回のミーティングキャラバンの
メインパートが開始。
参加者のみなさんから、自己紹介をしながら
ご持参いただいた手帳を机の上に広げてもらいました。
一人ひとりの手帳に込められた、大切な物語。
その1ページ1ページを、じっくりと開きながら、
みんなで語り合う、特別な時間がスタート。
参加者のみなさんは私のほぼ日手帳歴よりも先輩なので、
耳を傾けながら、じっくりと勉強させてもらいました。
それでは順番に参加者の方の手帳の使い方を
ご紹介したいと思います。
◎ほぼ日手帳とは自由な言葉を書きつづる「心の余白」
この方はパートナーから贈られた一冊をきっかけに、
3年間ほぼ日手帳を使用しているとのこと。
予定を「管理する」ために手帳を使っているというよりは、
その日の思いを自由に書き留めているみたいです。
年初は細かくきちんと書いても日が経つにつれ、
だんだん文字が大きく、内容も大雑把になることも。
休暇シーズンにまた書き込みを増やしたりするそうで、
「それが自分らしいリズムかなって」
と語ってくれました。
どんな内容であれ、続けていることが素晴らしい、
個人的にはリスペクトしたい気持ちになりました。
◎キャリアと自分を整える「現場ノート」
この方の手帳の使い方はおもに、職場で出会った人々や
仕事のメモ、資格証の管理など、キャリアに直結する
重要な情報を一冊に集約しているそうです。
「忙しくて書けない日はどうしているの?」という質問には、
「スタンプをポンと押します」
「そうすることで手帳が空白になることを防いでいる」と。
空白が気になる人にとっては、
たしかに気持ちが楽になりそうですね。
◎デジタルと響き合う、「色のシステム」
この方は大学時代の体調不良をきっかけに、
自分を整えるためのツールとしてほぼ日手帳を
使用しはじめたそう。
健康を支えるためのジャーナリングに
活用しているとのことでした。
ほぼ日手帳の使い方のアイデアが興味深く、
「Googleカレンダーと手帳のペンの色を同期させています!」
その徹底した色のシステムに、周りからも
「おお〜!」と歓声が沸きたったほど。
同じ色にすることで
デジタルとアナログをシームレスに
つなぎ、
ひとめで探している予定がわかるようになります。
こういったハイブリッドな手帳の使い方があるんだ、と
驚きと共に感心しました。
◎母から受け継いだ、水彩の「情景」
こちらは画家であった亡きお母さまとの心の対話を、
毎日水彩画や
スケッチで手帳に描き続けているという彼女。
「紙質が本当に良くて。
こうして描くと美しい『情景』になるんですよ」
と語ってくれました。
また、彼女はデザイン講師として働いており、
学生たちには
「計画することは退屈なものではなく、
心を穏やかにする
クリエイティブなもの」
だと、手帳を通じて教えることもあるとか。
その言葉に、みんなが深くうなずいていました。
◎手帳を自分色に染め上げる、カスタマイズの達人
「weeksの表紙をデコるのに、
3時間かけることもあるんですよ(笑)」
こちらの方はクリアカバーに自ら穴を開け、
お気に入りの
キーチェーンを付けて
自分だけの一冊に仕上げていきます。
手帳は予定管理ではなく、その週に起きた「最高の瞬間」を
振り返るために使用しているそうです。
例えばバレンタインの週はピンクや茶色など、
色でも季節感を
表現しているそうで、
なんだか見ているだけで楽しそうでした。
また、ページには『I love myself』など、
ポジティブな言葉を
貼ったりすることで、
日々自分を鼓舞するツールとしても
活用していると語ってくれました。
ちょっとしたことですが、
確かに気持ちも前向きになっていけそうな気がします。
◎暮らしのすべてを統括する、A5サイズの万能ログ
この方の手帳の使い方は、仕事や食事、家計簿だけでなく、
娘への教育計画や娘が熱中しているレゴの購入リストまで
この一冊に集約しているそうです。
家族との関係性や日常の出来事がちりばめられている
まさにライフログ帳とでもいうべき手帳でしょう。
さらに今回驚かされた使い方として、
「YouTubeで巡る世界旅行」
を紹介していました。
これは彼女が見た動画の内容を
もとに、
その国に関する情報を調べて手帳にまとめるというもの。
名付けて「オンライン旅行のページ作り」、
お金をかけずに世界を知る、
そんな知的な楽しみ方に、みなさん興味津々でした。
◎紙質が誘惑、水彩と万年筆の深い趣味へ
こちらの方はほぼ日手帳の紙質に感動して
水彩画や万年筆を始めたという彼女。
体調を崩した時に飲んだ薬のボトルさえも、
絵にして記録する徹底ぶり。
ちょっとした出来事でも絵にして描くなんて
ほんとうにすごいことです。
毎日毎日、記録をつけるだけで大変なのに、
それも含めて楽しんでやっている画が
私の頭の中に
勝手に浮かんできました。
また別の手帳には毎週作った料理の記録もしているそうで、
気づけば、自分だけの宝物のレシピ集になっていたとか。
今後もさらに増やしていくことが楽しみの一つでもあると
彼女は最後に教えてくれました。
最後はみんなで記念撮影
1stセッション参加のみなさん
2ndセッション参加のみなさん
今回、トロントで見つけたほぼ日手帳の物語は、
ただ「記録すること」が目的ではなく、
それは、毎日を
「より良く生きるためのもの」
「自分自身を支える大切な拠り所」
である印象がつよく残るものでした。
それはきれいに整えられた「完成品」ではなく、
書くことで見つけた「日々の発見」の姿が、
ページの中に、やわらかく息づいている
ようでもありました。
さて、次はどこの街で、どんな手帳の物語に、
出会うことができるのでしょうか。
海を越え、国境を越えてつながる、
「ほぼ日手帳ミーティングキャラバン」。
またどこかの街で、みなさんとお会いできるのを、
海外チーム一同、楽しみにしています。
最後に、今回のキャラバン開催にご協力いただいた
Wonder PensオーナーのJohnさんとLizさん。
お二人には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、われわれの心を和ませてくれたのが、
生後10週間のパピー、グース君。
オーストラリアンキャトルドッグの男の子です。
その愛くるしい姿が、トロントのミーティングを、
より温かな、忘れられない時間にしてくれました。


