
「

この手紙の文体、ぜったいそうです。
わたし、わかります」
と言います。
ところが

「ぼくは犯人を知ってるよ。
やっぱり、どう考えても

リラックマのかぶっているのはシェフの帽子。
そして、この昭和ムードあふれる、
高等テクニックな言いまわし」
ああ、ふりだしに戻さないでください。
みんながみんな、怪しく見えてきました。
もう、誰も信じられません。

「社外の人かもしれませんよ。
だって、三永印刷の担当の人が
餞別箱に入れてくれてたくらいですからね」
読者のみなさまからは、
「糸井さんじゃないでしょうか」
という回答多し。