ほぼ日刊イトイ新聞

雨だって!

新幹線に乗ってる間、窮屈だった。
せっかく京都に着いても、
雨だっていうじゃないか。
なんてこった!なんてこっちゃ!
なんてこってぃー!
寝てやる!ごろごろ寝てやる!
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/28 18:15
postman

やっぱり京都か。

そうかなぁと思ったけど、やっぱりね。
京都に来たんでした〜。
新幹線のなかで、一回も
ふにふに言わなかったので
ほめられちゃいました。
火遊びの好きなおとうさんは、
さっそくストーブの世話をします。
犬も、ストーブは大好きです。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/28 15:42
darling

なにかある予感。

耳のアンテナをよくよく立てて、
しっかり聴いてないといけないぞ。
いろんな場所がかたづけられたり、
クッションや毛布がひとところに
集められたり‥‥なにかある。
「道は、混んでるかなぁ」とか、
聞き覚えのある話をしているぞ。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/28 10:20
darling

それは、カラスではなく。

大きな屋上の看板。
看板の裏側、その上辺に。
羽を休めている五羽のカラス‥‥。
いや、それはカラスではない。
大ガラス、否、否、それは人だ。
看板の張り替えは、かく行われている。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2007/12/28 00:08
postman

魔法を駆けに。

さぁ冬の中に 溶けていく。
わたしは 冬だ。
わたしは 白い息だ。
春まで眠る木々に、
魔法をかけながら駆け回るのだ。
すきやき、かわはぎ、ポン酢、鐘。
半月、謙遜、福寿草。
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
2007/12/27 10:17
darling

めがねざると共に。

ミーティング続きですが、
こんなめがねざるのお客さまも来ます。
タカモリ先生と、一緒にね。
まだ歯の治療のせいで、
ほっぺたの腫れはひいてません。
2007/12/26 19:31
postman

待ってるよ。

豆大福を買いながら、
おとうさんがこっちを見てる。
おとうさんは、豆大福が好き。
「おとなしく待ってていいこだね」
と、お店の人にいつも言われる。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/25 21:12
darling

歌おう。

人情家の犬は、けっきょく、
撮影に協力したのでした。
歌いましょう。
さーーっいれんとなーーいっ
ほーぉりーなーーっい
おーぉりーずかーーむ
おーーりーずぶらーーい
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/25 00:04
darling

協力しない。

人間のおかあさんが、
トナカイに仮装した写真を、
撮ろうとしました。
犬は、そういう演出は
あんまり好きじゃないので、
協力してやらないんですよね。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2007/12/24 22:16
darling

イブに。

さいれんないと
犬が尾をふり 歌う夜
 
人間のおかあぁさんがロケから戻り、
人間の家族は、いそいそと
ラーメンを食べに行ったのだった。
世界の留守宅で聖夜を歌う犬たちは、
どれくらいいるものなのだろうか。
<「犬句百選(未刊)」より>
2007/12/24 20:18
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2