またまた帰ってきた!
田島貴男の
オレのニュース



ニュース その2
星空につづく道。

第8回

火星。


すばる望遠鏡を眺める番長の目は、
限りなく感慨深げです。



布施 これがこの前見られなかった、
すばる望遠鏡の全貌です。
田島 感無量とはこのことだね。

夜になるとこの巨大トビラが開いて
望遠鏡が傾き、観測するのだそうです。
布施 僕ね、田島さんはぜったいに
もう一度来るって思ってたんですよ。
取材申請書を受けとったときに
「来たーーー!」って思って(笑)。
でもまた冬だし、雪だったらどうしようって、
ほんっっっっとに、心配だったんです。
田島 今日は心底ハッピーですよ。
布施 今日の天気は完璧ですね。
これから夕陽や星空も見るんですよね。
田島 もちろんです。
アンドロメダがボーッと見えるって
言いますけど、ほんとうですか?
布施 ええ。
プレアデスも、はっきり見えますよ。
田島 たのしみだね。

チョーなかよし。
布施 アンドロメダは、ちゃんと見えると、
月よりも大きいですよ。
2000億個の星が
集まっているんです。
田島 おとなり銀河だからね。
アンドロメダと我々の銀河は
いつかぶつかるんだよ。
── へえええ。
布施 人間のタイムスケールからは
考えられないですけど
宇宙の年齢「137億年」からすれば
まあ、いろんなことが起こるわけですよ。
太陽だってあと50億年もしないうちに
ふくらんでいっちゃいますし。
田島 そうそう。
布施 そんなことも考えながら、
ハワイの星空、存分に
たのしんでいってくださいね。

360度展望できる、すばる望遠鏡のデッキに行きます。
──

布施先生、
あれは何ですか?

布施 スミソニアン天文台の望遠鏡です。
ひとつひとつは小さいですが、
全部が同じ天体を観測することで
田島

そうそう、それで
情報量を多くしているんだよ。

── 何でも知ってますね。
田島 知ってるよ?

いったいあなたはどこのどなたですか。
── 番長、誰やねん、と
何度も突っ込みたくなる動画を
みなさまごらんくださいませ。
すばる望遠鏡のデッキから見える
火星のような景色も味わえます。

田島 あああ、ここに住みたいなあ!
オレは探査していたい、
できるならずっと。
布施 でも、地上からも探査できますよ。
ぜひ系外惑星や
超新星を見つけてください。
すばるも毎晩、
宇宙を観測しつづけています。
みなさんのところへ伝わるニュースは、
「すごい」と思われるもの
だけでしょうけれども、
毎晩の天文学的な成果がたまると、
何でもないようなことが
「すごい」ことに
つながるかもしれません。
田島 知的生物が
意外に近くにいたりしてね。
そうだよ、
火星にミミズとかいたらどうする?
── そりゃ驚きます。
布施 土星の衛星タイタンなら
魚くらい
いるかもしれませんよ。
田島 メタンの海で釣りしたりして。
キャハハ。
布施 ワハハハハ。
── 盛り上がっているところですが‥‥。
布施 ええ、そろそろ
見学時間も終わりですね。
田島 ああ、そうなんだ。
── お別れです。
布施先生、どうぞお元気で。

抱き合うふたり。

──

 

このマウナケアの山頂で
またいつかお会いしたいです。
人間が滞在できる限界のような場所で
巨大望遠鏡を駆使して
日夜観測をつづける布施先生。

これからもずっと、すばるにいてくださいね。

すばる望遠鏡は、一般見学もできます。
気になる方は、どうぞこちらをごらんください。

田島

しっかし、できすぎだな、今回は。
アイテムをあますところなく
チェックできてるし、
火星在住の布施さんにも会えたし。
── (また火星‥‥?)
しかし、いいんでしょうか、こんなことで。
田島 プププ、おかしくない? その発想。
── それもそうですね。

これで念願が叶ったと
しみじみしているメンバーをよそに、
番長はこの一連の出来事を
どうしてもどうしても
火星オチにしたかったようです。
まとめレポートをごらんください。





最後は自分でカメラを回した番長、
収録後、少々気持ち悪くなっておられます。

これからいったん山を降り、
サンセットタイムまで街ですごします。

明日につづきます。


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2007-03-06-TUE

POMPEII
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