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											| 宮古島へ出発しよう! | 
										 
									 
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								| パーントゥ・プナハ | 
							 
							
								‥‥来る。3匹、だ。異界との境い目をこじ開けて、来訪神パーントゥが、その異様な姿をあらわした。神々は、村のどこかにあるという「生まれ井戸」から、するすると這い上がってくるらしい。その証拠に、聖なる井戸の水底に沈殿する、漆黒の汚泥を全身にまとっている。仮面には、一切の表情がない。‥‥速い! パーントゥは、そのくろぐろとした汚泥を、誰かれかまわず、塗りたくる。この泥、かなり臭い。見ると、村人だろうか、馬乗りになって襲われている! 石川直樹は、1匹のパーントゥに至近距離まで近づき、シャッターを切った。その刹那、背後から微かな異臭を感じたときには、すでに手遅れだった。別の1体が、両腕を振りかざし、今にも写真家を襲おうとしてい―ーうわああああああ! 
										2011-06-20-MON 
									 
					  
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