奈良におわす大仏プリン

奈良に行ってきたのです。

晩秋から初冬へと歩をすすめようとする
奈良はうつくしく‥‥。
万葉びとも眺めたであろう三輪山や香具山の
なだらかな稜線は、
やわらかな紅葉に染まりながら千年を越えて変わらず
奈良盆地のひとびとの暮らしを見守っていました。

そして、見つけてしまったのです。
近鉄奈良駅で、大仏プリンを。
仕事で行ったのですが、
(仕事でしか行かないという無精は治らないのですが)
行きがけに降りた駅のみやげもの屋さん横を通った時、
目の端に「ん?」と思う物体が映り‥‥
ちらっと脱線して近寄ったら、
見たことないくらいでっかいプリンが
鎮座していたのですね。

デーンというか、
ドーンというか、
たしかに大仏ですね。。。という様相です。
しかし、行きがけだったので
これを撮影中、運ぶのか? と自問して、
やっぱり自制し、
どうか帰りに残ってますように‥‥
と祈りつつ(はオーバーですが、若干そんな感じ)
夕方過ぎて駅に戻ったら、あったのです。
まだ、2コ。

普通のプリンをピンポン玉とすると、ソフトボールくらい?
じゃ何となく足りないかな、小ぶりな地球儀?
そんな大きさでしょうか。
ちょっと大袈裟かもしれないけれど。
とにかく存在感も重量も全く名前負けしてないわけです。

こんなに食べたら、さすがに胸焼けするかな‥‥
という思いも頭をよぎったのですが、
まず小さい方を食べてみたら、
なめらかで、やわらかで、甘さが強くなくて、
なんかいけそうな気がしました。

余談ですが、「これは普通サイズ◯個分だな」って考え方、
よくない気がしませんか?
東京ドーム◯個分って例えからしてよくわからないけど、
普通サイズのを今◯個、食べちゃった!とか
ご飯を◯杯分、食べちゃったことになる!とかも
なんか、数字で考えると
おいしくなくなるといいますか。。。
胃の感じでやめる、
がベストじゃないかと常々思っとります。

話が逸れましたけど、
普通サイズは種類もいろいろありました。
ガラスの瓶で可愛いけど、重かったので、
カスタードと大和茶だけにしました。
でも、運べるものならショコラとかカプチーノとかも
買ってくればよかったかな‥‥と新幹線のなかで
再び自問自答しました。

あそこに行ったら、あのお菓子がある、とか
その土地らしさが詰まってて、
何となく懐かしくなるお菓子、とかいいですよね。
もうひとつ奈良駅で買ってきたお菓子もあるので、
また今度。
(どれだけ慌てて帰りがけに買ったんだ?
 と自分でも思いますが)
朝夕、めっきり冷えてきたので
風邪などにはお気をつけて。

わたなべ まり

 

まほろば大仏プリン本舗

 

2014-11-28-FRI