CAKE

 
 
2008年、菓子始め。

謹賀新年

つつがなく新しい年を迎えられたでしょうか。
良い年となりますよう祈りながら、
今年もゆるゆると新年初回の菓子です。

しかし‥‥あれですね。
時間はどこも同じ早さのはずなのに、
年末年始は、どうしてこうパタパタと
過ぎていくんでしょうね。
川の流れが瀬にかかるみたいに
12月に入るとどんどん早く感じて、
あれもしてない、これもしなきゃと急くうちに、
掃除やら、おせちを詰めるやら、
お歳暮の御礼のお年賀やら、
書いてなかった年賀状への返信やら、
はぁ~と一段落する頃には女正月になってるような。
‥‥だから、女正月っていうのか。

‥‥だから、そもそも“時の流れ”なんて言うのかな。
川みたいに時間にも緩急があって、
その間に間にのまれそうになったり、
凪いだりしてるうちに、
いつか誰かが使い出した言い方なんでしょうか。
三が日が過ぎ、松の内も終わり、
七草、大寒、立春の頃には、
もう平生の速度というか日常に戻っているはず。
忙しいと休みたいなぁ~と願う割りに、
凪は凪で物足りなくなったり‥‥。
困ったもんですね。

前置きが長いですね。
年々、長くなるような。
本題になかなか入らないまま、何を話したいんだか
分からなくなることもある最近の自分に目眩を感じつつ、
こんな時も立ちながらに菓子を食べる自分もいて、
びっくりします。
チョコレートとか、キャラメルをポンと口に入れながら
身体を動かしてて、その無意識ぶりと、
作業に滞りなく菓子が組み込まれてることに、
改めて菓子を燃料に動く自身を感じる2008年の始め。
いつも癒される野村真季アナに
おいしいキャラメルを年の瀬にいただいて、
この時期、強力な燃料になったので、
今年ひとつめの菓子に載せます。


▲HENRI LE ROUX(アンリ・ルルー)のキャラメル。
フランスのキブロンから直輸入されたものなんだそうです。

菓子、万歳。
不束な部屋ですが(かなり間違った用法ですが‥‥)
今年もよろしくお願い致します。

わたなべ まり

 

2008-01-16-WED