男女を問わず、
いえ、恋愛ということさえ、いったん超えて、
若いころに
「自分よりも自立していると感じる同世代」を
まぶしく思うということがあると思います。
尊敬というよりは、あこがれ。
そういうことが恋愛の入り口となることは、
個人的にも覚えがあります。
相対的に自分に何もない気がするから、
浸透圧みたいな仕組みでもって
あいての個性や魅力が
どんどん自分に流れ込んでくるんですよね。
もうひとつ、個人的な経験をつけ加えると、
何年も経ったあと、
自分のなかの焦りやもどかしさなんかが
まったく取り払われた頃に確認し合うと、
じつは相手にも同じ浸透圧が
働いていたりするんですよ。
影響された側からすると、
そりゃぁもう、信じられない!
って感じなんですけど。
どんな関係であろうと、
長い時間を超えているのであれば、
完全な一方通行なんて
あり得ないのかもしれません。
次回の更新は水曜日です。
そう、最近、ちゃんと
言ってなかったような気もしますけど、
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