男性からの投稿です。
前半は淡々とした文体ですが、であるからこそ、
「その光景をありありと覚えている」
という感覚が伝わってきます。
映画のト書きのような印象。
重ねられる風景の描写。
そんな、男性的な表現が続いているところに
突如としてあらわれる、やわらかなセリフ。
「あまりにいい天気だったから、
終点まで行ってつくしを取ってきた」
これは、効きます。
なんてすばらしいことば。
世界をやわらかくしているのは、
こういう女の子なんだなぁ‥‥
とそんな大げさなことまで思ってしまいました。
(ひとつ年上の彼氏)さんの文章表現も、
ここから後がずっとやわらかいんです。
「いつもの踏切での長話」
「まだ女子高生のスカートが長かったころ」
胸がきゅんきゅんするフレーズが並びます。
音楽でいったらサビの部分でしょうか。
まっすぐに謝る姿にもこころを揺さぶられました。
男性からの、こんなにきらめく投稿、
ありがとうございました。 |