最後までおぼえておきたいな、
というか、
きっと忘れることはないだろうな、
という風景や空気、においってありますよね。
じょうずな例がみつからないけど、
それがふたりだけの風景だったりすると、なおさら。
(ざわわ ざわわ ざわわー)さんの場合、
それはたぶん「緑がかぶさるような山道の景色」。
想像するだけですけれど、
きっと、とてもきれいな風景なんだろうな。
その景色と、なぜか想像してしまった悲しい未来。
そしてやけに物分かりのよい(はずの)自分。
止まるカーラジオ、続くトンネル。
そしていちばんのトリガーが、歌声。
そういうときの涙って
「待ってました!」といわんばかりに出ますよね。
いわゆる「感動のひとすじの涙」ではなく、
どうしたって言葉にならない思いを
それで昇華させるかのように出る涙。
僕らの体や心が、
そういうふうにできているんでしょうね。
彼がそのとき何を思ったか、
じっさいにどう行動に出たかがわからないままで、
最後の2行。
はぁ〜〜〜〜〜〜っ!(ため息)
よかったよかった!