不正解、食べられません!
オオシャグマタケ食不適

写真を撮影している北海道の阿寒湖以外での拠点を、
群馬県から青森県の弘前市に移して2回目の冬です。
この冬は、すごいんです、雪が。
例年の3倍くらい降り積もっているのだとか。

青森県は、災害級の雪だと認定し、対処しています。

今週は、今季2回目となる、
強烈な寒波が押し寄せています。
ぼくは、昔から、故・柴犬はなさんと同じく、
基本的に雪は大好きなのですが、
雪かきが好きになれないんですよ(笑)。

でも、これを怠ってしまうと、
家への出入りができないし、車にも乗れません。
ひと晩で軽く2〜30cm超えの積雪量ですから。

雪ってけっこう重いから、雪かきは疲れるんですよ。
両腕、両肩、背中、腰、足、身体中の筋肉が、
ばりばりになってしまうほどの重労働。
朝5時過ぎから、汗だらだら……。

雪かきをしながら、何を思う……?
そう、来たるべき春の訪れと、
春に会うことができるきのこです!

いろいろな媒体で何度も書いているのですが、
北国は、春の訪れこそ遅いけど、
まるで爆発するように、短期間で野山は生物であふれ、
動物も、花も、生の喜びを高らかに歌い上げ、
モノトーンから多色の世界へ一気に移行します。

そして……。
雪が溶けて、かさかさの落葉が姿を現すと、
森の地上、または、不朽木の上に、
頭部が脳みそ状の変な形をしたきのこが発生。
オオシャグマタケです。

オオシャグマタケは、春に、
山地の針葉樹やシラカバ林など、
地上または不朽木上に見られます。

頭部は脳状で黄褐色。
柄は太く、いびつな形状で、白色〜淡黄色。
きのこの高さは20cm以内、幅13cm以内です。

食不適。

あまりおいしそうではありませんし、
似たような毒きのこもいるので、
この際、食用だと考えるのは、やめましょう!
春の訪れとともに現れる貴重なきのこなので、
寂しかった冬の気持ちを鎮めるためにも、
じっくりとその形状を味わおうではありませんか!

関東では、フクジュソウが咲き始めた、
なんてニュースもありますが、北国はまだ冬本番。
雪かきをしつつ、春を待つことにします。

そうそう、雪かきの唯一のメリットは、
運動になることですかね(笑)。
筋肉は強くなるし、肥満の解消につながるかも。

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。