宮城県北東にある海のまち・気仙沼は、
魅力的な人たちがたくさんいて、
おいしいものがいっぱいあって、
自然とたっぷり触れ合える、とてもいいところ。
ぜひ多くの方に訪れてみてほしくて、
観光情報を集めたページを作ってみました。
気仙沼には「気仙沼さ来てけらいん」という
すばらしい観光ガイドページがあるので
くわしい情報はそこを見るのがおすすめですが、
「なにから調べたらいいんだろう?」
という初心者のかたは、まずはこちらを。
最初の一歩に役立ちそうな基本的な情報を
まとめてご紹介しています。
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気仙沼って、どんなところ?
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宮城県の北東端に位置する、
世界三大漁場として知られる三陸沖にある
日本有数の港町。
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写真 かとうまさゆき
日本中から漁船に乗って漁師たちがやってくるほか、
また遠洋漁業の外国人乗組員や
水産加工に従事する外国人研修生がいたりなど、
国際色豊かな海洋都市という顔もあります。
カツオ、メカジキはともに水揚げ量が日本トップクラス。
サンマの水揚げも盛んです。
マスコットキャラクターは「ホヤぼーや」。
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三陸沖の黒潮の影響で、冬は比較的温暖ですが、
夏はやませの影響で冷涼な地域。
ほぼ日は東日本大震災をきっかけに
仲良くさせてもらうようになり、
震災後から2019年までは
「気仙沼のほぼ日」という事務所も
置かせてもらっていました。
その後も「たくさんのともだちがいる町」として、
いろいろなかたちで関わらせてもらっています。
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どう行けばいい?
誰でもが行きやすいのは、新幹線&電車。
新幹線で一ノ関駅まで行き、
そこからJR大船渡線に乗れば、
1時間半でJR気仙沼駅に到着!
仙台から電車をのりついで
JR前谷地駅まで行き、
そこから気仙沼線BRT(バス)で
気仙沼駅まで行くという方法もあります。
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運転ができる人は、車もおすすめです。
2021年、復興道路「三陸沿岸道」の
全線(仙台~八戸)が開通し、
気仙沼もぐっと行きやすくなりました。
また、高速バスを使うという手もあります。
こちらは仙台や東京からバスが出ています。
「気仙沼さ来てけらいん」の
アクセス情報ページもぜひ。
現地では、どうまわればいい?
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シンプルなのは「徒歩+タクシー」。
気仙沼の中心部「内湾地区」は
徒歩でまわることができます。
タクシーも、呼べばすぐ来てくれます。
気仙沼駅前の観光案内所などで
レンタサイクルも借りられます
(冬場はすこし寒いかもしれませんが)。
車が運転できるなら、
レンタカーは非常におすすめです。
中心部以外にある魅力的なスポットが
ぐっとまわりやすくなります。
泊まる場所としては、
内湾地区を中心にまわるのなら、
観光スポットが集まっている気仙沼港周辺が、
ホテルも多くておすすめ。
街あるきの途中に戻って一休みもできますよ。
どんな旅行ができる?
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「海のまち」をたのしむ
早朝に魚市場で水揚げや入札を見学したり、
たくさんの漁船が係留している港を眺めたり、
海の幸をたのしんだり、
おいしい水産加工品をおみやげを買ったり。
「シャークミュージアム」に行ったり、
漁師さん御用達のお店で買い物などもできます。
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漁港近くの内湾地区には
商業施設「ないわん」をはじめとする
観光にぴったりのスポットが集まっているので、
散策もおすすめです。
「おかえりモネ」に「ホヤぼーや」
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台なので
ロケ地を巡るのもたのしいです。
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(2022年10月31日まで「気仙沼 海の市」2階で
「おかえりモネ」展、2022年3月31日まで
「海の町スタンプラリー」を開催中!)。
気仙沼のキャラクター「ホヤぼーや」の
キャラクターショップを訪れても。
震災の記憶をふりかえる
東日本大震災関連の場所も数多くあります。
向洋高校の旧校舎をもとにした
「気仙沼 東日本大震災遺構・伝承館」や、
2021年3月に開園した「復興祈念公園」、
津波体験館のある「唐桑半島ビジターセンター」、
震災の記録の常設展がある
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「リアス・アーク美術館」
(2022年3月21日まで「東日本大震災
発生10年特別企画展」も開催中)など。
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復興のシンボル「龍の松」を見に行っても。
気仙沼の自然と触れ合う
自然と触れ合う旅行も、もちろんおすすめ。
安波山にのぼって気仙沼の街を一望したり、
気仙沼大島へ行ったり。
つつじの名所、徳仙丈岳のハイキングもたのしい。
「宮城オルレ 気仙沼・唐桑コース」という
5時間ほどのトレッキングコースもあります。
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夏なら、大谷海岸などの海水浴場を訪れたり、
SUPやシーカヤック、サーフィンなどの
マリンスポーツをたのしんでも。
「ほぼ日」と縁の深いスポットへ
ほぼ日と関わりの深いスポットで言えば、
気仙沼ニッティングのお店
「メモリーズ」(毎週土曜日オープン)や、
少しずつ数が増えている
「100のツリーハウス」もあります。
ぜひ季節の良い時期に巡ってください。
一代さんの民宿「つなかん」に泊まって、
日本に1台しかないサウナトースターに入る
「サウナ旅」もできます。
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ほぼ日がこれまで
「うまけりゃうれるべ市」で販売してきた
さまざまな気仙沼のうまいものを
買ってまわるのも、もちろんおすすめです。
そのほか、こんなたのしみかた
気仙沼は天然温泉もあります!
「気仙沼プラザホテル」や
「サンマリン気仙沼ホテル観洋」では、
日帰り入浴もできます。
海水に近い塩気の強い温泉で、
浮遊感をたのしめます。
また気仙沼とあわせて、
仙台、平泉、一ノ関、陸前高田といった場所を
あわせてまわることも可能です。
定番の観光スポットは?
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気仙沼市魚市場
水揚げ風景(午前6~8時頃)や入札を見学できます。
荷捌き場内にたくさんの魚が並ぶ様子は壮観。
漁船を背景にかっこいい写真が撮れる
屋上もおすすめ。
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写真 かとうまさゆき
2019年4月オープンの「水産情報等発信施設」も、
サンマの棒受漁のプロジェクションマッピングなど
ユニークな展示が多くてたのしいです。
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※荷捌き場内(1階)には入れません。
見学スペースからの見学になります。
※お越しの際は開場日をご確認ください
※当日の水揚げ状況によっては魚がいない場合があります。
「気仙沼 海の市」
魚市場に隣接する観光物産施設。
1階は魚介類や水産加工品の商店や飲食店、
2階には日本で唯一のサメのミュージアム
「シャークミュージアム」や
「氷の水族館」があります。
「ないわん」
2020年7月に内湾地区にオープンした、
「迎(ムカエル)」などの4施設からなる
商業観光施設。
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レストラン、和食店、カフェ、
クラフトビールのお店、ジューススタンド、
サメ革専門店、衣料品店、生魚販売など
グルメやショッピングが楽しめます。
気仙沼湾が一望できる展望ラウンジも。
風待ち地区
もともと、大正や昭和初期に建てられた
個性的な建物が多かった地域。
震災でその多くが失われましたが、
修復・再建の取組みにより、現在4施設が修復され、
美しい姿を見ることができます。
近くには俳優の渡邊謙さんが手がけたカフェ
「K-Port」もあります。
南町紫神社前商店街
仮設の復興商店街「南町紫市場」から移ったお店や、
新たに参入したお店などが立ち並ぶ場所。
飲食店、バー、気仙沼グッズ店などがあります。
近くにはフカヒレ寿司の名店や
レトロな喫茶店、老舗のかまぼこ店など
気仙沼ならではのお店が集まるエリアがあります。
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みしおね横丁
2019年にオープンした、
トレーラーハウス型の店舗集合型横丁。
朝早くから営業していて、漁師さんたちの
姿も見られる「鶴亀食堂&鶴亀の湯」のほか、
沖縄料理、メキシカン料理、インドネシア料理、
バーなど個性あふれるお店が集まっています。
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おいしいものを食べよう!
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海産物を中心に、おいしいものは
やまほどあります。
海鮮の定番は、カツオ、さんま、メカジキ、
牡蠣、ウニ、ホヤ、そしてフカヒレ!
お寿司屋さんもいっぱいあります。
海鮮丼や、焼き魚もとてもおいしいです。
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また「気仙沼ホルモン」も名物のひとつ。
そのほか、農産物にもおいしいものが多いので、
おみやげにJA南三陸の直売所
「菜果好気仙沼店」で野菜や果物を
買っていくのもおすすめです。
お店の紹介は
「気仙沼さ来てけらいん」の
グルメページを見ていただくのがおすすめ。
テイクアウトできるお店も多いので、
買ってきてホテルで食べることもできます。
また「ホヤデリ」という宅配サービスで
ホテルに届けてもらうこともできます。
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糸井重里やほぼ日乗組員が、縁があって
よくお邪魔しているのはこちら。
・「鼎 斉吉」(和食)
・「アンカーコーヒー」(コーヒー)
・「まるき」(ラーメン)
・「マンボ」(喫茶店)
・「鶴亀食堂」(定食)
お酒が好きなかたなら、
気仙沼にある2つの酒蔵もぜひチェックを。
創業100年を越える老舗酒蔵「男山本店」と
最後の一滴までこだわる
日本酒づくりの「角星」があって、
どちらも海産物との相性ばっちり。
また「black tide brewing」という
気仙沼発のクラフトビールも人気です。
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ナイス! ビュースポット
最後に、写真を撮るのにもおすすめの
魅力的なスポットをいろいろ集めてみました。
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気仙沼漁港
多くの漁船が港を覆い尽くすように
係留している風景は圧巻。
タイミングが合えば、漁に向かう大型船の出港を
5色のテープなどで盛大に見送る
「出船おくり」の光景も見られます。
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安波山(あんばさん)
気仙沼を一望できる、標高239mの山で、
港まち・気仙沼のシンボルのひとつ。
気仙沼の紹介映像では、必ずと言っていいほど
ここからの眺めが使われます。
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気仙沼大島
山頂から360度の大パノラマを望める「亀山」や、
島を代表する景勝地「龍舞崎(たつまいざき)」、
キュッキュッと砂が鳴る砂浜の
「十八鳴浜(くぐなりはま)」など、
”緑の真珠”と呼ばれる自然たっぷりの島。
訪れるときは、玄関口である浦の浜湾にある
「気仙沼大島ウェルカム ターミナル」もぜひ。
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蜂ヶ崎(はちがざき)展望スポット
気仙沼市内の蜂ヶ崎にある絶景スポット。
気仙沼湾横断橋と大島大橋を
同時に眺めることができ、
多数の漁船の係留風景も見られます。
駐車場もあるためドライブの合間に
立ち寄るのがおすすめ。
夜景も素敵なので、デートにも。
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徳仙丈山(とくせんじょうさん)
ツツジの名所である、標高711メートルの山。
5月中旬から下旬にかけて、
約50万本のツツジが山全体を覆います。
登山口から山頂まではゆっくり歩いて
約40分ほどの道のりで、ハイキングにも最適。
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岩井崎(いわいさき)
岩の割れ目から潮が吹き上がる「潮吹岩」や、
東日本大震災の津波で奇跡的に残った
1本の松が龍が昇る姿に見える
復興のシンボル「龍の松」などがあります。
かつては塩づくりが盛んに行われており、
現在は、自然塩づくりの体験ができます。
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リアス式海岸
リアス式海岸沿いには絶景がたくさん。
1896年の大津波で先端が折れたという
巨釜・半造にある「折石」や
津波で打ち上げられた唐桑町神の倉の
「津波石」(大きいものは高さ6メートル)
などを見ることもできます。
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ぜひあなたも、年をおうごとに
魅力的な場所が増えている、
海のまち・気仙沼に
遊びに来てみてください。
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