ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

足の指と指の間のそれ。

気づけば、2025年6月に突入なう。
「今年も半分過ぎました」とか言われますし。
戸惑っているなう。
「なう」なんて言う人もほぼいなくなり、
使っても問題ないような間柄でしか、
使わないようにしている。無意識で。
まだ知り合いたての人相手には、
やっぱり使えないかもなぁ。
「あ、そういう系なんだ?」とか思われちゃいそうで。
(どういう系かはわからないけど)
あと、世代が近くないと使えないなぁ。
でも、そうまでしても、あえて使ってしまう「なう」。
もはや自然に活用しているなう。
あれ?ぜんぜん自然じゃなくね?と思ったなう?
わたしもよくわからなくなっているなう。
これからも、使っていくと思っているなう。

ほんとうに小さなことなのですが、
子どもの頃、足の指と指の間に、
黒い消しゴムのカスみたいなものが
はさまっていることが多々あり(のちに、アカだと知る)、
ひとつひとつぬぐうのが、帰宅した後の日課だった。
帰宅して、靴下を脱いで、足の指と指の間を、
一本一本ていねいに、ぬぐう。
ニオイをかいでみたこともある。
ちょっと食べてみよう、
と思ったこともあったかもしれない。
味の記憶はないので、食べるのはやめたんだなぁ。
小学生くらいの頃は、
毎日毎日、ぬぐっても出てきたそれ。
いつからかなくなった。

当時、祖母の家で日課のそれぬぐいをしていたら、

「おじいちゃんも、いつもそれをやっていた」

と、亡くなった祖父もやっていたことを、
祖母が教えてくれた。
そうだったのか。

そんなことがあったことも、忘れかけていた昨今。
また思い出すことになった。
娘にその行動があらわれるようになってきたのだ!
自分のそれではないけれど、ひさしぶりのそれ。
しかも、娘も、一生懸命にぬぐっている。
それを見てわたしは、

「ええ〜!いつもやってるの?」

と聞いてみた。
すると、

「うん、たまにね」

みたいな返事が返ってきた。
こうやって、みゃくみゃくと受け継がれている、
それぬぐい。
娘も、そのうちなくなっていくのかな?
大人になるとなくなるんだろう。と思っていた。

夫にも話を聞いてみると、

「今もあるときがある」

と。
なぬ!!!!今もあるのか!
た、たしかに、おじいちゃんも、
大人になってからもやっていたんだろう。
別に子ども特有のことではなかった。
そういえばで、芋づる式に思い出したのが、
わたしはそれぬぐいのことを、
小学校で、作文か日記にも書いたような気がしている。
そして、今も書いている。
ずっとこんなようなことをしているんだなぁ・・・。

となると、娘のあの感じって、
大人になってもあんまり変わらないんじゃないか?
とも思えてきて、
それはそれで、すごく不思議な気持ちがした、なう。
大人になった彼女とも、仲良くして、
色々と見続けたいものだなぁ。

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