ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

夜な夜な検証。

あ、成人たちよ、おめでとう!

こちらは。ついにこの日が来てしまった。
「生活のたのしみ展」期間中でございます。
長く準備すればするほど、こわいもので。
とはいえ、始まってみないとわからないこと、
見えないこともたくさんあるぅぅぅ〜。
お店が出来てみて、
「あれ?こんなはずじゃ?あれれ??」
ってなるんだよねぇ。
そこからが腕の見せ所。
でもまた、お客さんが入ってみると、
「あれれ?こんなはずじゃないんだけどなぁ」
ってなったりして。
勉強の日々ですわ。
「こうしたらどうかな?」
とトライしてみて、
うまくいったときのよろこびったら。
こういうところが、たのしいんだなぁ。
これがTEGOTAEというやつなのでしょうか。
毎日へとへとなんだけど、たのしんでいます。
同じエリアの人たちは、
すっかり顔見知りだし、
遠いエリアの人たちは、
たまーにすれちがう時や、トイレで会ったりした時に、
目で「おつかれさま」と言い合える能力も、
ついてきた。

こんなバタバタしているわたしを気づかって、
引っ越して家が近くなったおさななじみエンマちゃんが、
おいしい野菜を買いに行くついでに、
わが家の分も買って来てくれるって。
しかも!
「スープが冷めない距離」ってよく言うけど、
徒歩10〜15分のこの距離は、どうなのか。
検証してみるためにも、
スープを作ってくれることに!
題して、
「スープの冷めない距離、
真冬で何分まで冷めないのかやってみた〜」。
新宿と家の往復で、
ほとんど買い出しもできない状態なので、助かるわ~。

開催期間中日の帰り道。

「1回、うちに寄ってほしい」

と連絡がくる。
こんなに1日中、歩き回ってへとへとな状態、
今にも寝そうな状態の中、何の罰ゲーム?
って思わなくもないけれど、
わが家のために動いてくれたことに、
感謝して少し遠回りをする。

エンマ邸に入ると、両手鍋を両手で持っている彼女がいる。
そうか、その状態だとたしかに、手が必要かも。

「これだと、鍵もかけられないからさ」

たしかにそうだ。
両手鍋を裸で持つとなると、
鍵をかけるには一度、地面に置くことになっちゃうもんね。
意外と繊細な彼女らしい選択である。
でも、2分くらいの距離なら、
裸鍋もアリな気がするけど、10〜15分ですよ。
じゃあどうするって、ちょっとむずかしいんだけどね。
底の広いエコバッグみたいなのに入れたとて、
両手はふさがることには変わりなかろう。

夜な夜な、裸で両手鍋を持って歩く2人組。
途中で腕がプルプルしている。
「はじめてのおつかい」だったら、
鍋はきっと落ちて、スープがあたりにちらばるだろう。
泣きながら、たたずむよね。
40代のおばさんたちなので、そこはなんとか大丈夫でした。

家について、飲んでみると・・・

冷めてない!

大成功〜〜〜〜〜。

鍋を持って帰りたいから。と、
うちの大きいタッパーをありったけ集めて、
移し替える。
自分だけじゃなく、家族の栄養も心配だったので、
助かったぜ〜。

あまり触れ合えず、さみしい思いをしている
娘よりお手紙をいただきました。

ありがとう・・・。
ねこパン・・・。
最近、文章を書くときに、
「◯◯です」とか使うようになってきたのは、
絵本の影響なのかしら。

さ、新宿と家の往復の日々、あと3日!
あ、そう思うと急に終わりが見えてきた〜。
ちょっとさみしいかも。
ぜひ遊びに来てちょんまげ〜〜〜。
お待ちしていまーす。
今週もがんばりましょ!

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