赤城山の山頂に、
ほぼ日のあたらしい場所ができます。
たくさんのものをつくり、多くの人と出会い、
さまざまな機会を広げてきたほぼ日は、
ここ数年、東京から地方へと
すこしずつ目を向けはじめています。
気仙沼、前橋、能登、そして、尾瀬。
足を運び、いっしょに考え、何度も会う。
それが、地域の人たちのちからになるだけでなく、
ほぼ日の豊かさにもつながるから。
そしていま、私たちの取り組みに、
「あたらしい場所」が加わります。
ほぼ日のおおきな節目になるであろう
プロジェクトをご紹介します。
この秋、ほぼ日は、糸井重里の出身地である
群馬県の北東部にある赤城山の山頂に、
「ほぼの駅 AKAGI」をオープンさせます。
かつてこの場所にはケーブルカーが通っていて、
山頂には「赤城山頂駅」がありました。
時は流れて1980年代、
誰もが山頂まで車で行けるようになり、
役割を終えたケーブルカーの駅は
眺望を売りにしたレストランに生まれ変わりました。
そして近年、そのレストランも老朽化とともに
これからの経営の姿を模索するようになり、
ほぼ日と縁がつながりました。
覚満淵や大沼を望む、すばらしい眺め。
しばしば眼下に広がる雲海。
そして、山頂を含む赤城山の豊かでおおらかな自然。
私たちはこの場所を何度も訪れ、魅了され、
ここをさらによい場所にできると確信しました。
さまざまな準備を重ね、
あたらしい場所にあたらしい名前をつけました。
「ほぼの駅 AKAGI」。
かつてここにあった「駅」を受け継ぐ名前にしました。
内容はまだはっきり決まってませんが、
基本的な機能はとてもシンプルです。
山頂に来た人たちが、ほっと一息つける、
食べものや飲みものの提供。
この場所ならではのアイテムの開発と販売。
もちろん、ほぼ日グッズも。
ゆくゆくはイベントなんかも企画できたら。
「ほぼの駅」のグランドオープンは、
2026年の春を予定しています。
けれども、それまでに試してみたいことや、
少しずつ整えていきたいことがあるので、
今年の11月1日から、試験的にオープンします。
試験的に、といっても、
ふつうに来ていただくことができますので、
ぜひ、足を運んでみていただけたら嬉しいです。
グランドオープンのまえの試験的な営業期間を、
ゲームやソフトのテストの名前を借りて、
「α(アルファ)オープン」と呼ぶつもりです。
まずはこの「ほぼの駅 AKAGI」への思いを、
糸井重里に語ってもらいましたので、
動画でごらんください。