わたくし、山陰を紹介する季刊誌、
「さんいんキラリ」の上野と申します。
山陰とは、鳥取県と島根県の総称のこと。
日本でスターバックスが無いのもこの山陰です。
(来年春にようやく島根にできるんですけどね。)
突然ですが、今年は山陰がアツいのです!
今年2012年は、古事記が編纂されて1300年。
島根県では「神話博しまね」が
7月21日から開催されています。
古事記が元明天皇に献上された日は、
今の暦でいうと3月13日です。
ちなみにわたくしが生まれたのも、3月13日。
そんなことが縁となって(?)
わたくし鳥取県米子市で『神話ガイド』もしています。
山陰の隠れた魅力をみなさまに
お伝えしたいと思います!
■山陰には古事記ゆかりの
パワースポットがたくさん!
神話博の開催されている島根だけでなく鳥取にも、
古事記ゆかりの地がたくさんあります。
その中で、特にわたくしがおすすめなのは、
日本で唯一「再生」をつかさどる赤猪岩神社。
ここはオオクニヌシが殺されて甦った地なので、
受験に落ちた浪人生や、病気や怪我をした人、
事業の再建を願う人など、いろんな「再生」を求める人が来ます。
また、東日本大震災で被災した東北3県に、
「再生」「復興」祈願として赤猪岩神社のお札が送られました。
また、恋愛パワースポットの白兎神社も鳥取に。
オオクニヌシとヤガミヒメのキューピッドになった白兎神を祀っています。
ただ「恋人がほしい!」という広い意味の縁結びではなく、
「この人と結ばれたい!」という
特定の人がいる場合にピッタリだそう!
また、遠距離恋愛の人にもオススメなんですよ。
そして鳥取県には金運UPで有名な神社が
3つあります。
金持(かもち)神社、茂宇気(もうけ)神社、福栄(ふくさかえ)神社。
「鳥取県三大黄金神社」ともいわれています。
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続いて、島根県といえば出雲大社ですが、
実はそんな出雲大社の前身が松江にあるんです。
それが、神の魂と書いて「かもす」と読む、神魂神社です!
大社造の社殿としては日本最古とされているんですよ。
出雲神社ができる前、神有月(旧暦10月))には
ここに全国の八百万の神様が集まっていたんですね。
ものすごくパワーを感じるところですよ。
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神魂神社の近くには、
縁結びで有名な八重垣神社もあります。
境内には、2本の幹が絡み合って
1本になっている夫婦椿が3本あります。
スサノオが詠んだとされる日本最古の短歌があるので
お見逃しなく!
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出雲大社に訪れた際には、ぜひ行ってみてほしいのが
真っ赤な社殿が特徴的な日御碕神社。
伊勢神宮は“日出る国”ですが、こちらは“日沈む国”なんですよ。
ここは珍しく本社が2つあり、下の本社(日沈の宮)はアマテラスを、
階段を登ったところにある上の本社(神の宮)はスサノオを祀っています。
かなり圧倒される迫力とパワーです。
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出雲には旧暦十月十日に全国から八百万の神様がやってきて
1週間出雲大社に滞在することは有名な話ですね。
今年の出雲の神有祭は、11月23日夜~11月30日ですよ。
山陰は交通面で不便に見えますが、
東京からも、飛行機を使えば
1時間半程度で山陰まで来ることができます。
鳥取砂丘や浦富海岸に行くなら鳥取空港、
大山や境港、皆生温泉に行くなら米子鬼太郎空港、
出雲大社や玉造温泉に行くなら出雲縁結び空港、
石見銀山や津和野に行くなら萩・石見空港。
4つの空の出入り口がお待ちしております。
(大阪国際空港からなら、隠岐の島の隠岐空港も!)
今ではすっかり珍しくなってしまった寝台列車、
寝台特急サンライズ出雲もおすすめですよ!
ぜひ、神々の住む鳥取・島根にいらしてください。
神話ガイドとしてみなさまをご案内いたしますよ! |