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「ミステール(Mystere)」は、
シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーの中で、
もっとも古いものです。
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会場は、ラスベガスのトレイジャー・アイランド。
シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーは、
いつも、そのショーのために
専用劇場がいちからつくられるのですが、
この「ミステール」だけは、
もとあった劇場を改築して、
常設シアターにしています。
初演は1993年ですから、じつに15年前。
もちろん、マイナーチェンジはされてきたのだと思いますが、
基本的には、同じ「ミステール」という演目を
ずっと上演しつづけているのです。
もっとも古い常設ショーというだけあって、
「ミステール」は、シルク・ドゥ・ソレイユの
王道とでもいうべきショーになっています。
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すなわち、主軸は人々のパフォーマンス。
大道芸とサーカス。大きな「奈落」を駆使した演出。
生演奏。幻想的な舞台装置。無国籍なイメージ。
そして、クラウンです。
「ミステール」のクラウンは、
これぞシルク・ドゥ・ソレイユのクラウン!
とでもいうべき、存在感。
シニカルで、ユーモラスで、目が離せません。
お客さんにちょっかいを出しまくったり、
(ポップコーンをばらまいたり、
ウソの席に案内したり‥‥)
ほかのクラウンにいじわるしたりして、
幻想的なショーのスパイスとして機能します。
この、印象的なクラウンを演じているのは、
ブライアン・デュハーストさん。
驚くべきことに‥‥なんと、76歳です‥‥!
ショーの前のたいへん忙しい時間に、
ブライアンさんにお時間をいただきました。
クラウンとは? シルク・ドゥ・ソレイユとは?
次回より、インタビュー開始!
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(続きます!)
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日本初の常設ショー、
シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京!
ショータイトル決定! 「ZED」!! |
去る6月3日、
シルク・ドゥ・ソレイユの
日本における初の常設ショーの
タイトルが発表になりました!
発表が行われたのは、
東京ディズニーリゾートの一角にある
(東京ディズニーランドの中じゃないよ)
シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京。
もちろん、「ほぼ日」シルク組は、
ぞろぞろと出かけて参りましたよ!
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会場に一歩入って感じるあの雰囲気!
「シルクだ!」「常設ショーだ!」「もうできてる!」
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そして発表会がはじまります!
シルク・ドゥ・ソレイユの発表会なんだから
ものすごい仕掛けが‥‥と思いきや、
「本日は足もとの悪いなかお越しいただき‥‥」
といった、きわめて日本的なセレモニーです。
そのギャップが一周しておもしろいくらい。
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しかし! 「パフォーマンス披露」がはじまると、
空間があっという間に「あの感じ」に!
この日、披露されたふたつのパフォーマンスは
日本のショーからピックアップされたものなんですって。
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そして、いよいよ、
ショータイトルが発表されます!!
「ZED」!! 「ZED」!!
「ゼッド」!! 「ゼッド」ですよーーー!!
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ちなみに「ZED」というのは、
このショーの主人公の名前。
あ、この白いコスチュームのパフォーマーですね。
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主人公といっても、ミュージカルやお芝居みたいに
はっきりした物語やセリフが
あるわけではないでしょうから、
きっと「狂言回し」の役割としての
主人公なんでしょうね。
そうそう、発表会のおわりには、
ジル・サンクロワさんが
わざわざ、ぼくらのいる席までやってきて
挨拶してくださったんです!
「ヒッピー友だち」の糸井重里と、
固い固い握手とハグ!
このふたり、ほぼ同じ年ということもあって
本当に「わかりあってる」んですよねー。
あと、ジルから糸井に、
サプライズなプレゼントがあったんですが、
これはまた、別の機会にお披露目しましょう。
(ジル・サンクロワと糸井重里の対談は
こちらをお読みくださいませ)
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そんなわけで、いよいよシアター東京も
本格的に盛り上がってきました。
タイトルは「ZED」!
8月からはトライアウト公演がはじまり、
10月にグランドオープンです! 楽しみ!
(永田)
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2008-06-06-FRI
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(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
(C) Cirque du Soleil Inc Cirque du Soleil , the Sun logo are trademarks owned by Cirque du Soleil and user licence
Photo: Tomasz Rossa Costume: Dominique Lemieux
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