この本の奥付
(発行日や発行所が印刷されている
大切なページ。225ページにあたります)には、
「二〇〇七年一月一日 第一刷発行」
と記されています。
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しかし、この本の実際の発売日は、
2006年11月1日です。
2か月の、時間の開きがあります。
どうしてでしょう?
未来からやってきた本なのでしょうか?
いえいえ、ちがいます。
なぜ発行日が2007年1月1日かというと、
それは、本に関する規則が、その日から変わるためです。
その規則とは、
本に記載する、書店さんが本を管理するために
つけられているISBNコードの桁数と、
使用フォントについてのことです。
規則が変わると、使えるフォントが
自由になるんです。
そのことを知っていた、巨匠・祖父江さんが、
(本に関することは
ほんとうになんでも知っている人ですね、まったく)
「あたらしい規則でやりたいやりたい!」
とおっしゃったため、
発行日を未来にして、
ISBNコードの桁数と
フォントを変えることになりました。
他の本と比べると、ちょっと違うのがわかりますか?
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そんなわけで、発行日が
ちょっと未来になっているのでした。
これが祖父江さんがとっても、とおーっても、
やってみたかったことなんですって。
これも、もしかして、日本初に近いかな?
発行日を未来にするなんて、ふつうはやりませんもんね、
そっぶちゃん!
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