ARAI&YONEMITSU
夢中になりたい!
広島・東京・世界

第21回 『いよいよ泣ける映画編』

ア ゆっとくけど、わたしゃめったに泣きません。
「血が青い」とすら言われてますから。
よ 私は泣くたちで、「依頼人」などは、
最初の5分あたりから泣き始めて
最後まで泣いていたという
わけのわからぬ涙腺を持っておるよ。
ワニの涙腺を持つ男と呼ばれておる。
ア 「依頼人」観てません。
ワニって涙腺ゆるいの?
よ 顎を動かすと涙流すらしいよ。
食べるたびに泣いてる。
ア おのが生のために食らわれていく命を
はかなんでおるのでしょうか。
よ 「マイ・ライフ」も泣くよ。
自分の死を自覚した父親が、
生まれてくる息子に向けて、息子に伝えたいことを
ビデオにおさめるって設定だけで、
もう泣けるでしょ! ってなもんで、
ちょっと姑息な感じすらする展開なんだけど、
そうじゃなくて、ああああ!
とびっくり泣きさせられるよ。
ア 「マイ・ライフ」とちゅうで寝ました。
よ 何故!? あの状況を映し出されている状態で
寝れるとはっ!!
「フィールド・オブ・ドリームス」はどうよ?
「ディープインパクト」、渚のシーンで崩れ落ちたし。
「マイ・フレンドフォーエバー」の後半っ!
ア 「マイ・ライフ」さ、そうはいっても
ドラマにしすぎだと思った。
「ほら泣け!」って感じだもん。
「ディープインパクト」、退屈でした。
みんな泣くっていうよねー、
でも、主人公級の小さな恋人たちが
バカ過ぎて腹が立ったし、
あんまし「家族万歳!」だと泣けないのかも。
あとナニ?「マイ・フレンドフォーエバー」?、
こんなタイトルの映画は絶対に観ない!
よ 観ない! って言われても。
いや、原題は、たしか「THE CURE」なんですよ。
タイトルで決めるなんて、
名前で人格決めるようなもんだよ、いかんよ。
「となりのトトロ」は、どうだよ。
ラストもいいけど、
木がにょきにょき巨大化するシーンで泣けるよ。
「シティ・オブ・エンジェル」は、
観ながら、勝手に頭の中で
ラストシーン作り変えて泣いたっす。
ア 自分のストーリーで泣いたとかいわれてもさ、
どうしたらいいんだよ。
「トトロ」は確かにじわっとしたけど
そんなとこだったけ?
よ 「ライフ・イズ・ビューティフル」も、
泣きまくりでした。
ア ああ、あれはね〜。あれはしょうがないよ。
よ 笑いながら泣くという
稀有な経験をさせてもらいました。
ア ほんとにねえ。映画館で嗚咽りました。
エンドクレジットが終わってもまだ泣いてた。
観たあと「ジョイポリス」に行く予定だったんだけど、
すっかり虚脱してしまって、取りやめたくらい。
よ ようやく泣きましたね。他は?
ア あとはねえ、うーん、滅多に泣かないのだけど……。
最近では邦画の「がんばっていきまっしょい」と
「愛を乞うひと」。
「がんばって〜」は映画そのものより、
「じぶんが年をとった」という事実に気づかされて、
ダダ泣きしました。
あ、くやしいのは「ザ・エージェント」で
不覚にもちょっと泣いた。ずいぶん前だけどね。
人生の汚点だわ。
だいたい「ジ・エージェント」だろう!
でも、泣いたからなあ、負けてるよねえ。
よ 「ザ・エージェント」って泣くような映画なの?
ア もうそのタイトルは言わないでえ!
●次号予告
ア 泣きシリーズでいきますか。次は泣ける本!
よ うーん、泣いた本ですか、うーん、思い出しておく。

To Be Continued

1999-12-12-SUN

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