<緊急現地レポート・トルコVSセネガル戦>
ほぼ日編集部ROCK西本、あややの2名が
6月22日大阪で行われた
トルコVSセネガル戦に行ってまいりましたっ!
本当は、”日本はH組一位で通過して
決勝トーナメント初戦でトルコを下して
準々決勝に進んだ”ことを想定して入手したチケット。
チケットが手に入った頃は
おそらく相手はイングランドか
アルゼンチンが上がってくるだろう。
しかも準々決勝ってことで
スター選手によるワールドクラスのプレーも楽しみっ!
とワクワクしていたんですが
相次ぐ強豪国の敗退の余波をモロに受けまして
「伏兵同士」の対決という予想だにしないカードに
なっちゃいました。
「試合もりあがるかなぁ。」
とちょっと心配になり、
日本代表が負けたし
試合観戦でのモチベーションを上げるつもりで
トルコかセネガルのユニフォームを購入しようと
大阪、難波にある一番大きなスポーツ店にいってみると
トルコもセネガルもユニフォームは既に完売。
同じことを考えている人がかなりいたみたい。
でも、街中は色んな国のユニフォームを着た人が沢山いるし
スペイン戦を控えた韓国サポーター達も
至る所で盛り上がっておりまして
日本代表のユニフォームを準々決勝に
連れていくことにしました。
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もうお祭りムード
今までみた2試合の日本代表戦では
「戦いだっ!」ってムードだったのですが
この日はワールドカップを楽しもうって
気持ちのお客さんが集まっているようでした。
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会場周辺のアトラクションも大賑わい
試合開始1時間前にスタジアムに到着。
今回の座席は前から8列目というかなり良い席。
芝生のにおいがするほどの至近距離で。
選手のウォーミングアップを観ました。
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真ん中にいるスーツの方が
男前ブルーノ・メッツ
セネガル監督
トルコ選手も同様にウォーミングアップを始めており。
宮城での日本代表戦から日も浅いので
「おっ! 久しぶり」って声をかけたくなるような
気持ちだったりしました。
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こちらはトルコ選手
一方では審判の皆さんもウォーミングアップを始めました。
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並んでジョギング
スタジアムでもビールが飛ぶように売れており
なんだか応援というよりは観戦モードな空気でありました。
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「合格ハチマキ」をまいて観戦。
日本語をちょっと間違えたというコンセプト
セネガルサポーターも若干ではありますが
駆けつけている様子でありまして
「がんばれセネガル」と日本語で書かれた
横断幕も見受けられました。
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日本を倒したトルコに勝ってくれ!
という気持ちなのかなぁ。
お祭りムードが高まったところで選手が入場。
こうやって並んでみると
セネガル選手の体格のよさが目をひきます。
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トルコサポータ席ではでっかいトルコ国旗が
広げられました。
「おおっ!そんな大きな物、
よくトルコからもってきたなぁ。」
とちょっと関心したりします。
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そしてキックオフ。
どちらかというと組織立った攻撃と守備を見せるトルコと
ケタ違いな運動能力で敵陣になだれ込むセネガル。
速効が何度も繰り返されるスピーディーな試合となった。
あまりにもスピードが速いため
シャッタースピードが遅いデジカメでは
追いきれなかったのだ。
特にセネガル選手のバネはとんでも無く凄いもので
もし、日本代表がトルコに勝って、
セネガルに当たったとしても難しかったかも・・・と
思ったりしました。
ゲームの方はスーパープレーを繰り出してゴール前まで
ボールを運ぶものの、フィニッシュが決まらないセネガル。
森島にそっくりな、バストゥルクを中心に攻めるが
(大阪では普通に「モリシ頑張れ!」と声援が飛んでいた。)
フォワードのハカン・シュキュルが絶不調のトルコ。
日本戦でゴールを挙げたユミトダバラからの
決定的なクロスも決まらない。
スピード勝負ではどうやらセネガルに分がありそうだ・・・
というムードが流れた後半、
ハカン・シュキュルと交代したイルハン・マンスズが
セネガルをも上回るスピードでゲームをかき回す。
この選手が入ってからトルコが優勢になるが
決め手にかけたまま、延長戦へ。
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延長戦に突入。
スタジアムの客の大半は日本人であるため
好ゲームに拍手が湧く。
どちらかに肩入れするというよりは
「どっちも頑張れ! サッカー最高!」って空気だ。
客席は大らかなムードなのだが
この映像をテレビで観ている両国の国民は
とんでもない騒ぎになっているんだろうなぁ。
と想像する。
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延長戦に向け休憩をとる両国イレブン
延長戦が開始。
やはり後半より投入されたちょんまげ頭の
イルハン・マンスズが効いており
あれだけの攻防の後とは思えないくらいあっけなく
延長4分にイルハン・マンスズのゴールが決まった!
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ゴールが決まった瞬間!
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喜ぶトルコ選手達
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負けたとはいえ、基本的に明るいセネガル選手
なんだか好ゲームだったなぁ。
と地下鉄に乗り込んだところで
セネガルのゴール後のパフォーマンスを
観れなかったことに気づいたのですが
この件に関して読者の方からメールをいただきました。
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セネガルのゴール後のパフォーマンスについてです。
あれは狩猟で獲物をとった時の喜びのダンスだと
聞いた事があります。
シャツを獲物に見立ててみんなで輪になって踊る。
(つばささん)
セネガルチームのゴールの後の踊りですが、
ご主人がセネガル人ミュージッシャンの
パリ在住かおるさんに聞いたところ
《あれは単に踊りが好きだからよ》
とのことでした。
(匿名希望さん)
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《あれは単に踊りが好きだからよ》という理由が
もしかすると一番有力なのかも。
セネガルのプレースタイルって奔放そのものでした。
何をするか良く分からないって人って、
”読めない”ってことで、一番怖いじゃないですか。
その怖さがフランスを相手に大金星を挙げた
セネガルの強みだったように思いました。
そのセネガル相手にきっちりと勝てたトルコも
やっぱり強かったんだなぁ。と
改めて思いました。
こうなったら準決勝も生で観たくなってきたぞ!
もし観れたとしたら
トルコ3連戦ってことになるなぁ。
大会前にはこんな事は誰にも予想出来なかったよねえ!
(ついに4強! 最新の決勝トーナメント表はこちら)
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いまさら訊けない
サッカー常識ブック |
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試合開始時、選手が入場する際、
選手全員がコドモと手をつないで入場しますが、
あれはどういう趣旨のもとに
行われているんでしょうか。
ワールドカップでは必ずなのか、
それともサッカー界での常識なのか、
また、あの子達はどこからやってきた
どんな子達なのか・・・。
未来ある子供に、ああいった経験をさせてあげること
自体に意義があるんだとは思っていますが。
サッカー界では常識なんでしょうか。
是非教えて欲しいです。よろしくおねがいします。
(かけひともこさんほか同様多数)
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この質問はホント多かったです。
日本だけでなく韓国でも
黄色いユニフォームを来た子供達が
選手入場時に現れましたね。
あれはユニセフ(UNICEF:国連児童基金)が
今回のワールドカップで
「Say Yes for Children」キャンペーンの
一環として行っているものなのです。
ユニフォームにはユニセフのマークと
「Say Yes for Children」というメッセージが
入ってるので、
選手の入場の時はチェックしてみましょう。
元々、サッカーのクラブチームは
地域に根差したものであるため
Jリーグや海外のクラブチームの試合でも
入場時には近隣の小学生を招待して
行っているみたいです。
ワールドカップに出た小学生って
ちょっとかっこいいかも。
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ワールドカップ
いいまつがい |
○ コッリーナさん(日本vsトルコ戦の主審)
× 「つる三ハ○○ムシ」
(hさん)
似ている。
紙に描いてみて下さい。
darling作 つる三ハ○○ムシ
darlingが「つるさんはまるまるむし」を紙に描いてみた。
・・・似てた。
ありがとうございます、hさん!
イングランドVSアルゼンチンの主審も
つるさん、ではなくて、コッリーナさんでした。
オフィシャルページをおもちです。
トップの写真が、まさに「つる三ハ」です。
http://www.pierluigicollina.it/
ピエルルイジ・コッリーナ
今大会ワールドカップレフェリー。
イタリア人。
生年月日:1960年2月13日
●ワールドカップに関する疑問やルールについての質問は
「常識ブック」
●ワールドカップやサッカーに関するいいまつがいは
「ワールドカップいいまつがい」
●サッカーに関するダジャレを思いついたら
「ワールドカップダジャレ」
●にわか解説員と化した観客の知ったかぶり発言は
「知ったかぶり」
をメールの表題にして、どしどし
wc@1101.comまでお送りくださいね!
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