東日本大震災で被災した会社に対する
「個人(ファン)の応援の気持ち」をファンド化し、
再建のための資金を調達するしくみ。
これは、宮城県庁に勤め、
ながく「宮城の食」にまつわる仕事をされていた
山田康人さんが、
有志の仲間と一緒にアイデアを構想するなかで
被災した事業者とファンド運営会社をつなげ、
4月25日に立ち上がったもの。
(くわしくは、ファンドのHPをごらんください。
なお、しくみ自体を提供しているのは
小口投資のプラットフォームを運営している会社、
ミュージックセキュリティーズさんです)
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これ、すごく簡単に言いますと、
投資金額の半分が、
投資した企業への「応援金」となるファンド。
誰でも、大勢の人に参加してもらえるように、
単位は「1万円から」という設定です。
ファンドですから、他のファンドと同じように、
「リスク」があります。
投資したお金、元本は保障されませんし、
出資者が損をする可能性も、当然、あります。
ただ、応援したい会社があれば、
その商品を「買う」という行為で応援できますが、
今回の震災で
工場や資材を流されてしまった企業では
そもそも
その商品を「つくる」ということが、できません。
応援したいと思った企業を、
直接的に、1万円という額から応援できる
山田さんたちのアイディアが広まっていけば、
そんな状況を改善していけるのではないか。
そしてなにより、このしくみに参加すれば、
被災した企業を、
より長期的に見続けることができます。
その企業の復興に対して、
ささやかでも一人の関係者となることができます。
そうした思いから
まず、糸井重里が個人で参加し、
今では、わたしたち東京糸井重里事務所も
会社として参加しています。
ファンドには、斉吉商店さんをはじめ、
現在では10社以上の企業が集まっています。
すでに募集枠が埋まってしまった
企業もありますが、
詳しくは、ホームページをごらん下さい。
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