そんなこんなで、ミシンです。
ようやく、ミシンの登場です。
ここまでたどりつくのに、
これほど時間がかかるとは‥‥。
だってこのコンテンツをはじめたのは2月ですよ?
ほんとに、つくづく、カタツムリの歩みでした。
なにはともあれ、
時間をみつけてちょっとずつ作り、
ダメを出されては、
落ち込んだりもしたけれど、作り直し、
ようやく「ミシン様」とのお目文字がかなったわけです。
ミシンがやってきた日、
帽子教室では一足先に が
それを軽快に操縦しておりました。
縫っています、もう縫いすすめています。
手慣れたものです、さすが女子。
「山下さんもやってみれば?」
う、うん、どうもありがとう。
じゃあ、ちょっと座らせてもらうよ。
よっこらしょっと。
‥‥でもね、ミシンというものをつかうのは、
じつはおじさん、はじめてなのね。
いったいなにをどうすればいいのやら‥‥。
「あ、はじめてなんですね」
と、スソ先生もいらっしゃいました。
「じゃあ、女子に教わりましょうか。
お互いが教え合うのがたのしいですもんね」
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「それでしたらわたしが」
そうですか、小池さんが教えてくれますか。
どうぞよろしくお願いします。
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布や糸のセットから縫い終わりの始末まで、
ひととおりの流れを教わってから、
実際にちょっとソーイング。
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ガーーーーーーー!(←ミシンの音)
わわわわわわ!
は、早い!!
思ったよりもずっと、
ミシンというのは早いですよ、みなさん!
写真には写っていませんが、
これは足もとでペダルを踏んで
縫うスピードを調節するミシンでした。
それを軽く踏んだだけで、
ガーーーーーーー! っと縫い進むんです。
かなりの勢いでガーーーっと。
ゆっくり縫いたいときには、
ほんとに、ちょーっとだけペダルを踏むんですけど
その加減が、いやあ、むずかしい。
それでもなんとか、
その加減を覚えはじめたころに、
この人がやってきました。
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「おぼつかない手つきだねえ」
そういう武井さん、ミシン体験は?
「え? ええと‥‥
ありません」
そうですか、それではぼくがお教えしましょう。
「ええ〜、山下さんがあ?
生徒同士で教え合うようにと、スソ先生のお達しです。
「でも山下さん、ミシン使えるんですか?」
いまさっき教わりました。
「ええ〜」
いいからほら、座って座って。
「ええ〜」
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ぼくも教わったばかりなので、
誰かに教えることで確認になるんです。
ええと、あまり布をセットして、
このレバーを下げて、と‥‥。
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「ええ〜」
もう、ぐずぐず言わないの(笑)。
‥‥いいですか、いきますよ、
その足もとのペダルを、
そおっと、そおっとですよ、
ちょっとだけ踏むと、ゆっくり縫いすすむので‥‥。
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ガーーーーーーー!(←ミシンの音)
ああああ、踏みすぎ踏みすぎ!
もっと、こう、やさしくやさしく。
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ガーーーーーーー!(←ミシンの音)
わはははははは!
だーかーらー!!
やさしくって言ってるでしょう?!
「やさしく踏んでますよぉ、
‥‥なんか、山下さん、教えかたヘタ!」
ええーーーー?!
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と、逆ギレされたりもしましたが、
なかなか器用な武井さんは、
そのあと、わりと短時間でミシンの技術を
身に付けてゆきました。
そうなると武井さん、
自分で覚えてしまうと、これ、
誰かに教えたくなるようで、今度は、
武井→たかしまさん
と、伝言ゲームのように、技術は伝えられることに。
たかしまさんは、さすがクリエーターです。
飲み込みが早かったですよー。
あ、もちろん、たかしまさんも初ミシンでした。
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すぐにこんな曲線を縫えるようになったりして。
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しかも、ミシンのたのしさに目覚めた
たかしまさんは、このあと‥‥‥‥。
どういう行動に出たのか!?
‥‥ぜひ、たかしまさんのレポートをお読みくださいませ。
とにもかくにも、
男子生徒の3人は、なんとか「人生初ミシン」を体験。
基本的な操作を身に付けた‥‥と思うのですが、
ちゃんと覚えてるかなあ‥‥じゃっかん不安。
そんな不安はおかまいなしに、
次の「帽子教室」の日は、やってきます。
スソ先生がいらっしゃる前に、
布を切るところまではやっておかないと!
大詰め。
がんばりますよー、せっかくですものね!!
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そのとおり!
せっかくですから!!
ここまできたら、かわいく仕上げましょう。
ミシンは使ってないと
感覚を忘れちゃうかもしれないので、
本番の前にもうすこし練習しておきましょうね。
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