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東京国立博物館長谷川等伯 松林図屏風[weeks/週間レフト/日本語版/4月/月曜はじまり]

  • 2025 NEW
  • 日本語版限定
  • 4月はじまり
  • 2月1日発売

白い和紙の上に、墨の濃淡だけで描き出された松林。
木々を揺らしながら通り抜ける風、
霧の晴れ間から差し込む柔らかな光。
はるか遠くにはまだ雪の残る山が見え、
画面全体にしっとりと冷たい空気が漂うーー。



安土桃山時代の画家・長谷川等伯によって
およそ420年前に描かれた
「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」。
近世水墨画の最高傑作ともいわれ、
現在は国宝として東京国立博物館に所蔵されています。



謎めく魅力で人々の心を引きつけてきた
この人気の国宝が、ほぼ日手帳weeksになりました。



表紙は、左右一対になった「松林図屏風」の右側、
「右隻(うせき)」に描かれた松を中心にデザイン。
素材は細かな凹凸のあるテクスチャ―の布クロスで、
硬めで軽くしなる程度のハードカバー仕様です。







墨だけで奥行きを感じさせる
見事なグラデーションと
緻密な筆致を見て取ることができます。







2025の数字は、
マットなシルバーの箔押しに。
絵を引き立てるため、
背のみに配置しました。







裏側では、雪解けをイメージし
ほのかに青みを帯びた白を合わせました。
左下に、東京国立博物館と
HOBONICHIのロゴが入っています。







左右一対になった「松林図屏風」の全体像がわかる
解説カードもついています。
折り曲げて立てると、
ミニチュア屏風としても鑑賞できます。







1539年、石川県能登半島の七尾で生まれた長谷川等伯は、
30代前半までは地元の七尾にて
絵仏師として仏画を描いていました。
「松林図屏風」が制作されたのは、
後に等伯が千利休に見出され、
京都で活躍した50代のときだといわれています。
当時、若くして息子を亡くした等伯が、
息子と歩いた故郷の海岸に思いを馳せながら
心象風景を描いたのではないか、という説もあります。



見ていると自然と心が静まり、気持ちが慰められ、
いつしか自分の故郷や大事な場所を思い出すーー。
「松林図屏風」には、時代や国境を越えて
見る人それぞれの心の中にある風景とつながるような
不思議な魅力が秘められています。
この手帳といっしょに過ごす人の心が
少しでも慰められますようにーー
そんな願いを込めて作りました。



*この手帳の売上の一部は
日本赤十字社に寄付され、
令和6年能登半島地震災害と
令和6年9月能登半島大雨災害の
復旧、復興のために使われます。

「ほぼ日手帳 weeks」には、
裏面がシールになっていて好きな場所に貼れる
「クリアポケット」がついてきます。







本体にはうすくて軽く、丈夫な手帳専用紙
「トモエリバー」を使用しています。
2024年版でリニューアルしたこの用紙は、
より裏抜けがしにくく、同じ厚みでもより軽く、
紙の繊維を整えて表面をよりスッキリと改良させた
新しい手帳専用紙になりました。







spring版のweeks本体には
予定や日記を書けるようなページのほか、
たっぷり73ページの
方眼メモを収録しています。
巻末にはおまけページとして
「まねして描けるスケジュールアイコン」
「47都道府県のおすすめ麺リスト」が
新たに追加となりました。







収納がほしいときや、雰囲気を変えたいときには、
専用のweeksカバーをつけて、
カスタマイズすることもできます。
商品ラインナップを見る



『松林図屏風』から“感じる”もの

多くの人の心を引きつける
長谷川等伯の『松林図屏風』。
静かな絵なのに、
どうしてこんなに印象に残るんだろう?
この“よさ”が伝わるような
手帳カバーを作れないか?と
以前からアイデアをあたためていました。



そんなときに、1枚の新聞記事から
『松林図屏風』を描いた長谷川等伯が
石川県の七尾出身だったということを知りました。
また当時、若くして息子を亡くした等伯が、
息子と歩いた故郷の海岸に
思いを馳せながら描いた心象風景だ
という説もあることに感銘を受けました。



落ち着いたり、慰められたり、
見ているといつの間にか
自分自身の心象風景とつながるような
不思議な魅力を持つ絵ーー。
この感覚は、
時代や国境を越えて伝わるはずだと感じました。



また、等伯の故郷でもある
能登半島地震の復興のために
手帳の売上の一部を寄付させていただくことで
微力ながらなにか、
お役に立つことができればと考えました。



デザインする上で大切にしたのは
『松林図屏風』という絵のよさをそのまま生かすこと。
左右一対になった『松林図屏風』は、
右隻、左隻ともに絶妙な間合いのバランスで
松の絵が描かれています。
今回の手帳では、オリジナルサイズ、
カズンサイズ、weeksそれぞれに合う絵柄を選び、
手帳を閉じたときにも開いたときにも、
心地よいバランスになるよう、
慎重にデザインを考えていきました。



また、企画を考える上で
テーマのひとつにしていたのが
「雪解け」です。
厳しい寒さが少しずつやわらぐイメージがあり、
ほぼ日手帳2025springとして、
あたたかな春を待つ期待感とも
つながると考えています。
片方のバタフライストッパーに
うっすらと描かれた雪山が、そうした想像を
膨らませてくれるのではないでしょうか。



もうひとつ、大事にしたのは
「いま見ても、新しい」ということ。
歴史も重みも十分にある「国宝」ではありますが、
現代にも通じる斬新さを持ち合わせた絵でもあります。
手帳にするときにはフレッシュかつモダンな、
新しい印象を持てるものにしたいと思い、
オリジナルカバーとカズンカバーの内側の色は、
清涼感を感じる淡いブルーを選んでいます。
またweeksの裏側も、雪解けのイメージに合うよう
わずかに青みがかった白を合わせました。



「東京国立博物館」シリーズ商品紹介

(ほぼ日手帳2025 spring 発売)

使用アイテム・スタッフリスト

フォトグラファー
宮下 昌生(hannah)(イメージ写真)、大江 弘之(商品写真)
スタイリスト
木村 遥
東京国立博物館長谷川等伯 松林図屏風[weeks/週間レフト/日本語版/4月/月曜はじまり]
  1. 2,970円
(税込)

通常販売
20

おすすめの手帳本体・カバー

おすすめの文具・雑貨

この本体で使える手帳カバー

サイズ・仕様

サイズ縦188mm×横94mm×厚さ11mm
(実際の製品は、寸法に若干の個体差があります)
重さ約135g
主な素材レーヨン・紙
weeks(4月はじまり)掲載内容
掲載期間2025年4月~2026年3月
週の区切り月曜はじまり
総ページ数240ページ
紙質・製本薄くて軽く、裏抜けの少ないトモエリバー(手帳専用紙)/糸かがり製本
方眼のサイズ3.55ミリ方眼
*月間カレンダーのページのみ3.4ミリです。
年間カレンダー2024年、2025年、2026年
年間インデックス2025年4月〜2026年3月(全2ページ)
月間カレンダー2025年3月〜2026年4月(全28ページ)
日々の言葉あり
週間ダイアリー2025年2月24日〜2026年4月5日(全116ページ)
*すべてのページに「日々の言葉」を掲載。
方眼ノート73ページ
おまけページメモに役立つ略語/身近なものでサイズをはかる/My 100/まねして描けるスケジュールアイコン/47都道府県のおすすめ麺リスト/二十四節気のこと/もしものときの、準備をしよう/満年齢早見表/単位換算表/「ほぼ日」を、もっとたのしむ。/連絡先リスト/個人情報
記載される内容週番号/六曜(大安、仏滅など)/二十四節気(立春、春分、夏至など)/祝日、記念日など(バレンタインデー、ひなまつり、母の日、父の日など)/月の満ち欠け(週間ページ全てに記載・月間カレンダーに満月と新月のみ記載)
その他【手帳本体 weeks】の詳細は「全タイプ解説」からご確認いただけます。

知っておいてほしいこと

商品がお手元に届いたときに、より満足していただけるよう、
あらかじめ知っておいていただきたいことを、
マイナス点も含め、お伝えします。ご注文の前にかならずご確認ください。

表紙と裏表紙の角部分にプレス跡が見えたり、白く、テカリがある場合があります

表紙の角の製本加工の工程上、避けられないものですので、あらかじめご了承ください。

摩擦や密着、水濡れなどにより色移りするおそれがあります

他のものとの摩擦や密着により色移りする場合があります。特に水や汗などで濡れた場合は、衣類や持ち物に色移りしやすくなるためご注意ください。

年号の箔押しがはがれることがあります

表紙の年号の箔押しの文字は、日々お使いいただくうちにはがれることがあります。強くこすらないようご注意ください。

高温、多湿の場所を避けて保管してください

温度や湿度の高い場所に長時間置いておいたり、他のものと長時間密着させておくと、変質や色落ち、色移りが起こるおそれがあります。

万年筆などをご使用になる場合は試し書きをおすすめします

万年筆や水性インクのペンをお使いになる場合や、
使用環境によってはにじみや裏うつりが出たり、
インクが乾きにくいと感じられることがあります。
ご使用の際は、あらかじめ目立たない場所で
試し書きすることをおすすめします。

みんなのおすすめコメント

この商品をお求めくださったみなさん、
現在ご検討中のみなさんのために、気に入ったところや
ご購入の決め手といった「おすすめコメント」をお寄せください。
ロフトなど「ほぼ日ストア」以外の場所で購入された方や、
プレゼントでもらった方などのコメントも、大歓迎です。

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