そもそもシーツって？

──

先日、
「ねむれないくまのマットレス」を発売いたしました。
おかげさまで、
ついに「三種の寝器」をすべて
そろえることができました。
三橋先生、これまで私たちに
快眠について、いちから教えてくださり
ほんとうにありがとうございます。

三橋

いえいえ。

──

今回、このマットレスといっしょに、
こちらのシーツを発売しました。

三橋

（シーツをさわってみる）
うん、肌触り、いいですね。
やわらかくて、きもちがいいです。

──

綿95％、ポリウレタン5％でできています。
綿ならではの肌触りのよさをたもちながらも、
すこしポリウレタンが入っているので
よーく伸びます。
そのおかげで、
シーツのつけはずしが、とてもしやすいんです。

三橋

お、それはいいですね。
シーツはこまめに交換することが大切ですから。

三橋

そもそもですね、
シーツの一番おおきな役割は、
寝具を清潔にたもつことです。

──

ほう。
そういえば、シーツについて
いままでよく考えたことがありませんでした。

三橋

シーツは、
寝ているときにかいた汗や皮脂を吸いとり、
マットレスや敷ふとんがよごれるのを
ふせいでくれます。
肌にも直接ふれますし、
寝具を清潔にたもちつづけるためにも、
こまめに交換することが大切です。

──

あぁ、そうか。
寝具の中でシーツは、
いわば下着のようなものなんですね。

三橋

ええ、そのとおりです。

冬もダニに要注意！

──

頻繁に交換したほうがいいと、
わかってはいるのですが‥‥。
ついつい、つけっぱなしにしてしまいます。

三橋

シーツは大きいので、
洗って干すのも一苦労ですよね。
ですが、
シーツを交換せずに皮脂などがたまってしまうと、
ダニが増殖する原因にもなります。

──

うっ。

三橋

ダニは、
あたたかく、湿気の多い場所を好みます。
そして、人の皮脂などをエサにしますから、
ソファやぬいぐるみ、寝具などは、
とくにダニがすごしやすい環境なんです。

三橋

とくにマットレスは、
厚みがあって奥の方に隠れやすいので、
ダニにとって、好都合なんです。

──

なんと‥‥。
あたたかくて、隠れやすくて、食料まである。
ダニからみるとマットレスは、最高のお家ですね。

三橋

ええ。
しかも、
生きているダニよりも、
死んでしまったダニの死骸のほうが
危険だと言われています。

──

そうなんですか？

三橋

ダニの死骸やフンが寝具にたまると、
時間の経過とともに砕けてゆき、
パウダー状になります。
私たちはその粉を、
寝ているあいだに吸い込んでしまうんです。

──

えっ‥‥。

三橋

それが原因で、
アレルギー症状が現れてしまうこともあります。

──

なんと‥‥。

三橋

ダニは、
湿度が高くなる梅雨の時期にとくに増えます。
増殖したダニは
秋や冬ころに死骸となって、
たまりやすくなると言われています。

──

そうだったんですね‥‥。

三橋

すこしおどかすようなことを言ってしまいましたが、
シーツをこまめに交換して、
清潔にたもてていれば、大丈夫です。
それでも気になるときは、
掃除機や、ふとんクリーナーを使うのもおすすめですよ。

１～２週間に１回の
交換がおすすめ

──

シーツを交換することの大切さが、
よーくわかりました。
でも、マットレスを清潔にたもつためには、
だいたいどれくらいの頻度で
シーツ交換をしたらよいのでしょうか。

三橋

１～２週間に１回の頻度で交換すると
いいと言われています。

──

正直、
そんなにこまめに、かえていませんでした‥‥。

三橋

私もうっかり、
つけっぱなしにしてしまうこと、ありますよ（笑）。

──

三橋先生も（笑）。

三橋

交換頻度は、
あくまでだいたいの目安です。
大切なのは、意識的にシーツを交換することです。
今日は暑かったから汗をたくさんかいたな、とか
最近ジメジメしているな、などと感じたら、
こまめに交換していただけると、いいですね。

──

はい、がんばります！

（おわります）