イブも金魚は。
ほぼにちわー、べっかむ3っす。
darling(ジーコ)にべっかむ3と命名されて、はや半年、
大勢人のいる中で、「べっかむさん」と呼ばれることにも
すっかり慣れて、時の流れの早さを感じている今日この頃、
気がつけば、そんな2002年も後わずかなんですよね〜。
なーんて、しみじみしている場合じゃありませんでした。
ちょっと前から金魚カメラに、ずっとピカピカ映ってた
クリスマス・ツリーも、いよいよこれからが本番!!
われら「ほぼ日」乗組員も、クリスマスから
年末年始にかけてのスペシャル企画の準備で、すでに、
すっかりナチュラル・ハイっていうか、 師走・ハイ!
そして来年は、乗組員一同「ほぼ日元気ハラマキ」巻いて、
さらに元気にやってまいりたいと思う所存でございますー。
(まだ、どのハラマキにしようかなーって迷っている方、
25日までですので、 チェック・チェック・ヨロシク!)
さて、前回、前々回とここのコラムでご紹介いたしました、
「おつな名前」、実はまだまだいいのが届いていますよー。
楽しみにしてくださってた方、お待たせいたしましたっ!
では、今年最後の「おつな名前」、行ってみましょーーー!
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うちの長男が小学低学年の時、学校の理科の授業で、
子供たちが、それぞれ3匹ずつ
「カイコ」に名前をつけて育てることになりました。
長男が「にょろ、ちょろ、かいちゃん、にする」などと
あまり独創性の無い名前をつけようとしていたので、
「ジョゼフィーヌ、カトリーヌ、
ゴンザレスにしなよ」
と言ったら、
「絶対いや、はずかしすぎる」と
大泣きされてしまいました。
主人からも「子どもの好きなようにさせろ!」
と叱られるし、ちょっと私がシュンと反省していたら、
しばらく考えていた長男が、
「ママの好きそうな名前にしといたからね。
でも、今度の授業参観日までひみつ」と言われました。
当日、楽しみに学校に行ってみると、そこには、
「エルメス、シャネル、グッチ」
と名づけられた3匹の「カイコ」が、
元気に桑の葉をムシャムシャ・・・。
(コートジ)
うむむ、前回の家族ネタに匹敵する、おもしろ家族ですね。
カイコにジョゼフィーヌ、ゴンザレスと名づけるお母さん、
子供さんのかわいいリベンジもほほ笑ましいですが、
「子供の好きなようにさせろ!」と、まじめに叱っている
お父さんがまた、輪をかけていい感じです。
オチまでついた、すばらしい「おつな名前」のお次は、
いかにも年配の方がつけそうな、渋めの名前をご紹介です。
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義母のいる老人保健施設の金魚たちは、
さんまちゃん
ごんべえさん
善ちゃん
浜ちゃん
でした。
水槽のうえに金魚の絵が描いてあり
その横になまえが書かれています。
(プーコ)
さんまちゃん、浜ちゃん、テレビからつけたんでしょうね。
金魚なのに「さんまちゃん」。
全部の名前が、「ちゃん」や「さん」付けなのが、
ほのぼのしてて、味わい深いです。
たぶん、水槽の上の金魚の絵も、絵が趣味のおじいさんが、
筆で描いた墨絵に水彩で彩色してるんじゃないかなーと、
勝手に想像してしまいました。
続いて今度は、若い人がつけそうな感じの名前? かな?
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高校のクラスメイトのどらちゃん家の犬は、
「犬といえばやっぱ、ジョンでしょー。
でも女の子だから・・・」
ずばり「ジョン子」でした。
同じく高校時代のバイト先の焼き肉屋は
「田」と書いて「でん」と読みます。
ご主人が八卦見に見てもらってつけた屋号。
縁起のいい名だからそのまま犬に。
で、こちらも女の子で「でん子」
ちなみに2匹ともビーグル犬でした。
(り)
ジョン子とでん子、「犬のこころ、名付け親知らず」。
ついでに、ジャイアンの妹、「ジャイ子」を思い出した
藤子不二雄F派のわたしですが、明治生命の調査によると
ここ数年「子」がつく名前は、めっきり減っているとか。
ちなみに、2001年生まれの女の子の名前ベスト10は、
「さくら」「美月」「琴音」「結衣」など、
和風な感じのなごみ系、いやし系が多かったそうです。
一方、男の子は「大輝」くんが1位。「骨太になって」と、
「大」や「太」を使った名前が、去年は人気があったとか。
役所で赤ちゃんの名前を届けるときに書きまつがって、
「犬輝」とか「雄犬」にならないことを祈るばかりです。
・・・ならないですね。
では、犬とくれば、次はやはり、猫のおつな名前です。
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ペットの名前で盛り上ってますねぇ。
なので、私もひとつ。
我が家で昔飼ってた猫は「ニコ」といいました。
「なんだ、普通じゃん」とお思いでしょうが、
実は、もともとアメリカ人に飼われてた猫でして、
彼らが帰国する際に、連れて帰れないので、
我が家に貰われて来ました。
彼らは、その子を
「ネコ」と名付けたかったらしいんですが、
悲しいかな、訛っちゃって、
彼らが呼ぶと「ヌェコォ」になるんですよ。
でも、彼らとしては、日本人のように
「ネ・コ」とはっきり発音したかったらしく、
一番近い音として「ニ・コ」になったそうです。
(波留)
二コって、ニコラスとかニコルソンの短縮って感じで、
アメリカの映画俳優ぽくていいじゃないですかー。
「アメリカ人からもらった二コ」なんていうと、
外国の絵本みたいだし。異国情緒ありますよね。
では、ちょっと、外国の風にふれたあとは、一転して、
かなりベタな、「日本の和な名前」をご紹介しまっす。
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こんにちは。
おつな名前のなかで、昆虫図鑑の「ドウガネブイブイ」
っていうので思い出したのですが、
私が小学校のころ持っていた魚類図鑑では、
「すべすべまんじゅうがに」
という蟹がのっていました。
写真ではまんじゅうのようにまるまるしていましたが、
すべすべしているかどうかは謎です。
見て触ったまんま、
その場の思いつきでつけたとしか考えられません。
あと「おじさん」という魚もいました。
どうってことのない魚だったのですが、
なんで「おじさん」なんだろうと、
こどもながらに不思議に思いました。
(オカケイ)
「すべすべまんじゅうがに」、美味そうな名前ですね!
そんなカニがいるなんて、つかまえて、食ってみたいぞ。
こんな時は、検索検索。カチャカチャカチャっと。
あ、あったあった、なんだか小学生のレポートっぽいなあ。
●名前:スベスベマンジュウガニ
●とくちょう:せなかに白いもようがあります。
「さきとしきしん」というどくをもっています。
●どくのつよさ=もうどく。たべるとしんでしまうよ。
つかまえるとまんじゅうみたいなかたちになる。
ああーよかった調べてみて。ありがとう、どこかの小学生!
気を取り直して、次は「おじさん」を検索だ!
「おじさん」ありました。なぜか、東京ガスのページに。
なかなかおもしろいので、そのまま引用させてもらいます。
(東京ガス・文化うんちく講座より)
“おじさん”はホウライヒメジ、オキナヒメジ、
クロスジヒメジなどヒメジ科の仲間ですが、
正式名称も“おじさん”です。明治10〜20年代にかけて、
小笠原諸島の父島の役所に勤めていた、
王治一貴という名の医師にちなんで名付けられたようです。
はじめは“おおじさん”と発音されていたのが縮まって
“おじさん”になったようです。
体長20〜30センチで、2本のヒゲが特徴です。
かなり美味で、刺し身や天ぷらに利用されます。
そして、さらに調べていくうちに、
今度はなんと、「ばばあ」という魚も発見!
“ばばあ”の正式名称はタナカゲンゲで、
鳥取県以北の水深300〜400mの海に生息する深海魚です。
冬のずわい蟹漁の網にかかることが多く、
顔にたくさんのシワがあるため、この名がついたようです。
グロテスクな外観でぬめりがありますが、
白身でクセがなく、地元(岩美町)では
“ばばちゃん”と呼ばれて親しまれ、
この魚を使った鍋物、塩焼き、刺し身などが
岩美町の冬の名物料理となっています。
(同じく東京ガスのページより抜粋)
おおーっ、勉強になりました。
「おじさん」と「ばばあ」は食べてヨシ!
「すべすべまんじゅうがに」はぜったい不可!なので、
鍋のおいしいこの季節、みなさん覚えておきましょう!
でも、顔にたくさんシワがあるから「ばばあ」って。
おつな名前の話から、いつの間にか、すっかり食の話に
なってしまいました、が、最後はやはり、金魚ネタで。
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ほぼにちは。
長野市在住、斑鳩町出身のあらきちと申します。
金魚いつも観察しています。
で、今さっき金魚ちゃんを見てみたら
なかなかスゴイ顔をしておられました。
手前に泳ぐ金魚の側面に、
何か変なことがあったのでしょうか。
マンガのふき出しをつけてあげたい感じです。
メールに添付ファイルはいけないと思い、
僕が管理してるHPにはっておきました。↓
http://nagano-st.hp.infoseek.co.jp/hobokingyo.htm
お忙しいのに、中身のないメールですみません。
ありがとうございました。
(あらきち)
いえいえ、こちらこそ、
いつも観察していただき、 ありがとうございます。
添付ファイルをしませんよというお気遣いも嬉しいです。
実は「明るいビル」の金魚たち、ただデカいだけでなく、
かなり、感情表現が豊か。あらきちさんからのこの写真、
思うに、きっと、「ほぼ日」の年末年始の企画か何かを、
金魚が偶然聞いてしまった瞬間の表情だと推測されます。
そんなわけで、 これからも、
金魚も驚く、 楽しい企画がめじろ押しでーす。
年末年始も わきわきしながら、待っててくださいね!
ではでは、次回の更新まで、ハッピー・ホリデーズ!
べっかむ3 (クリスマスカードも忘れずに見てねー!)
メールは、kingyo@1101.comへ、よろしくです。
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