「おつな名前」ゴッド・ファーザーの集い。
まいどーーっ。
先日、SKIPの野菜のクルマの応援でフェスゲに行って以来、
少し関西弁に戻ってしもーたべっかむ3です。
10月末のこのコラムで呼びかけました、
「おつな名前」に、たくさんのメールをいただき、
どうもありがとうございました。
わたし的には前回の、太った金魚、名づけて「すもう」とか、
かぶと虫の幼虫「とよんとよん」ってのが、
けっーこう好きだったんですが、
うれしいことに、今回、金魚だけにとどまらず、
いろんなものの「おつな名前」が、
全国各地から集まってまいりましたよー。
それでは早速、メールを3通、続けてご紹介いたしましょう。
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前回、「でめ」「きん」と言う名前がありましたが、
私の姪っ子も、幼稚園の時に飼った金魚2匹に、
「きん」「ぎょ」と言う名前を付け、
さらに同じような二匹だったので、
自分でも分からなくなるからと、
水槽に名前を貼りました。
少ししてから、
「名前のとこにいない〜〜」
と困っていました・・・。
そりゃ泳ぐだろう! と周りは大笑いでした。
その姪っ子、幼稚園の好きな食べものを書くところに
他の子達は「メロン」「チョコレート」「イチゴ」etc・・・
かわいい回答の中、
1番 ごはん、2番 おにぎり
と書いた強者です。
(taka)
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はじめまして。
我家の娘の付けた名前の数々を紹介させてください。
相手はぬいぐるみなのですが・・・
白いあざらしに「こおりちゃん」
プテラノドンに「くくかか」
トラの「ととらー」と「とららー」
ナマモノでは金魚の「おしげちゃん」と「きんた」
水槽には「お江戸」
わたしは「くくかか」がイチオシです。
(ぺり)
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ウチの飼ってるカメは、バーバラといいます。
(あ)
どのメールもなんか、かわいいですねー。
takaさんの姪っ子さんは、お米好きなところが
darlingと同じ。園児にしてこれから先が楽しみな強者です。
ぺりさんの娘さんの「くくかか」もいい感じ出てますけど、
水槽にまで名前をつけたのがまたいいですね!
「お江戸のおしげちゃんときんた」って、時代劇ですか。
カメは、最近のデリバリー版でもすっごく大人気だけど、
読んでいると、カメっておもしろ名前の宝庫のようです。
さて続いては、
ペットの王道、猫や犬やインコの名前、行ってみまっしょーっ。
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ただ今我が家には猫一匹
(月の輪猫なので「月子」です)しかいませんが、
実家ではとっても色々な動物を飼っていました。
梅千代(祖母)、松千代(母)、竹千代(孫)
という犬もいましたし、
(獣医さんに「三代続いた芸者みたい」と言われました)
ケンシロウという名の手乗りのセキセイインコもいました。
(目の前で指を振ると「あたたたた」といいながら
攻撃を仕掛けてくるので)
亀は種類に関わらず「ガメラ1号」「ガメラ2号」・・・
と名づけてましたが、脱走したヤツが、冬眠から覚めて
庭に這い出て来たときに、一体こいつは何号だったのか
わからなくなってしまってやめました。
他にもカナリアやらハムスターやら
巨大琉金(体長22cm!)やら色々飼って、
いい思い出を一杯もらえたのは本当に良かったと思います。
ちなみに、
実家の母はただ今グッピー(熱帯魚)の繁殖に夢中です。
それでは、とりとめのない話で失礼しました〜。
(みけーら)
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金魚じゃなくて、犬の名前なんですけどいーですか?
うちの名前は、ゲンタといいます。
命名の由来は、表向きは、
「血統書の本名がGで始まる読みにくい名前だったので、
G・・・の読みやすい名前を皆で相談して付けた」
ということになってますが、
本来は、「家族で相談中、私が提案したゲンタという名は、
実は、源太という、当時付き合っていた彼氏
のお祖父さんの名前」です。ナイショ。(もう別れたし。)
余談ですが、このゲンタは、もうすぐタマを取ります。
タマのガンなんだって。
その、本来の目的を一度も果たすことなく、
タマを取られる男、ゲンタ。
こんなことなら、一度くらい彼女を作ればよかったねえ、
と家族でしみじみと言い合っております。特に、父が。
(From. R)
三代芸者のような名の犬とグッピーに夢中な母、
タマをとるゲンタの悲哀をしみじみ語る父など、
名前のつけ方やペットのエピソードからかいま見える、
家族のかたの姿にも、また物語があって味わい深いですね。
そして次は、こんな図鑑の楽しみ方もあるというお話しを
ご紹介させていただきましょう 。
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はじめてお便りします。こんにちわ!
子供の頃の私は、百科事典や辞書、
図鑑系の本を読むのが大好きで、
あてずっぽうで開いたページを読んだら、
次は関連事項のページを開き……と、
終わりのない読書タイムを楽しんでいました。
ある日、昆虫図鑑を開き、かぶと虫からはじまり、
あちこち渡り歩いて出会ったのが、
体中に小さなトゲがいっぱい生えた甲虫
「トゲトゲ」(かわいい!)です。
トゲのない「トゲトゲ」もいて、
名前は「トゲナシトゲトゲ」。
そして、
トゲナシのトゲアリバージョンは
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」……。
あるんだかないんだか、ハッキリしてほしいです。
あ、それから、
コガネムシの親戚筋には
「ドウガネブイブイ」っていうコもいます。
(アム)
ドウガネブイブイ、なんかシブイっすねー。
黄金虫だけに、ちょっとあこぎな感じやね。
そして、「トゲトゲ」ワールドは、関西人じゃなくても、
「トゲ、どっちやねん!」ってツッコミは必至です。
でも、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」ってこの字面、
「トウキョウイトイシゲサトジムショ」に似てるかも!
さあ、最後のメールは、前回の「ピーストル」につづき、
石井竜也さんの命名センスの話です。
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石井竜也さんの作品の名付けセンス、すごく好きです。
このあいだテレビで紹介していた作品は、「チポン」。
ちょっと恥ずかしい語感ですが、作品そのものも
“またぐと恥ずかしいシーソー”って感じで赤面モノ。
いや、ほんと、すばらしいでございます。
そんなセンスに感動してしまう私の夢は、
犬のチワワを飼って、「チクワ」と名付けることなんです。
これって誤植(古い!)?と思わせるような、ややこしさ。
ひとり夢見てニヤリとする今日このごろです。
(たんこぶ)
「チワワ」と言えば、「ほぼ日」で大好評の心理ゲーム、
「じぶんの秘密」の作者、宮下ちわわさんと
名前が一緒ですね・・・と思ったら、チクワかい!
こんな感じのノリツッコミを期待されてるとみた。
それに、ちょっと恥ずかしい語感好きな人、
いつの時代になっても、世の中にはけっこういますよねー。
わたしも大学生の頃、学内でレガッタ(ボート競技)が
あったんですが、遊びで参加した学生が多かったせいで、
ほとんどの出場チームの登録名(ボート名)が
「性、または性技に関する素敵な名前」ばっかり。
アナウンサーがレース中継に苦労していたのを
ふと思い出しました。
ちなみに、うちの事務所のスガノさんが組んでいる
女性二人の三味線ユニットの名前は、
「OMAMENCOS」です。(スペイン風だそう)
でも、最近忙しくて活動休止中だとか。
「がんばれ! オマメンコス〜!」
なんて応援してるうちに、ちょうど時間となりました。
まだまだへんな名前は、ありそうな予感がしますので、
表題は「おつな名前」、または、まったくのご自由で、
kingyo@1101.comまで、お待ちしておりまーす。
ほな、次の更新まで、アディオスぐらしやす。
(スペイン風)
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