ほぼ日のみなさま、こんにちは。
わたくし、『写真で深呼吸』の
ハダカレンジャーの母、です。
先日、撮影でほぼ日のシェフさんにお会いしたときに
スカウトされて、
「仁礼家のゲーム環境」について
ここに書かせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いします。
「仁礼さんちのゲーム環境って、
世のお母さんたちの悩みを
解決するモデルケースかもしれない!」
ってシェフさんはおっしゃるんですけど‥‥??
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ゲームボーイが壊れたのをいいことに、
母はゲームを禁止にした。 |
わが家の家族構成について報告しますと
夫・博(40代。ゲームはまったくしません)、
わたし・めぐみ(30代。ゲーマーだった過去あり)、
長男・華耶(かや。6才。ゲーム大好き)、
次男・竜麻(うるま。3才。やっぱりゲーム大好き)の、
4人家族。
東京から1時間ほどの、海辺の町に住んでいます。
そして。わが家のゲーム環境といえば
じつは1年前までは
<ゲームボーイ・カラー>が1台だけ、
というものでした。
さて。母親のわたし自身が、高校生のとき
バイト代で<スーパーファミコン>を買った世代です。
20代の頃、海外出張のときには
<ゲームボーイ>を必携していたこともあり
「うちの子に限って、ゲームなしは無理」と
ほんとうは、早くから達観していました。
ので、わが家のこどもたちは
ヨソのお子さんたちに比べると、かなり早くから
ゲーム(ゲームボーイ)には親しんでいたと思います。
が! こどものうちから公園や海岸でまで
<ゲームボーイ>ばかりしているようでは
ヘナチョコになっちゃうのでは!?
という心配は、母親として、否定しきれないんですよね。
いや、ヘナチョコでも構わないけど、
人とのコミュニケーションや
屋外での活動をおっくうがるようになってしまっては
せっかくのこども時代に、
それこそ“もったいない”と思うんです。
だから口やかましく「外では外の遊びを、ゲームは家で」
というスローガンは、絶対に崩しませんでした。
コンピューターゲームが人間の脳に与える影響がウンヌン、
なんてことより
「ハマッてしまう自分」(←痛いほどワカル・・・)を
コントロールするのって、難しいじゃないですか。
とくにこどもは。
そういう意味で、こどものゲームとのつきあい方は
母親として、どうしても「管理したい」と思うんです。
ですからわが家では、
ちょうど<ゲームボーイ・カラー>が壊れたのを機に
「もう直らないのよ」といいくるめ
(ほんとうは直るんでしょうけど)
わたしが取り上げてしまいました。
そして、何かのご褒美として
わたしのパソコンでネット・ゲームができるとき以外は
ゲームのない一年を過ごしたのでした。
もちろん、テレビCFを見るたびに
「いいなぁ〜、新しいゲームボーイ欲しいな〜〜!」
なんては言われてましたけど
耳をチクワにして、聞こえないふりをしていたわけです。
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ゲームキューブをいただくことに。
困った! |
と、そんなある日。夫の仕事関係の方から
<ニンテンドーゲームキューブ>を
いただけることになりました。
昨年のクリスマスのことです。
ゲーム自体が悪いのではない、ということが
よくわかっているわたしは、迷いました。
だってわたし自身、ゲームを通じて泣いたり笑ったり
どきどきしたりという経験をしています。
それって、映画や本から得られる感動と
「同じ」ものではないですか。
いや、むしろ自信すら得られるという意味では
それ以上ということだって、あり得るわけですよ!
もとゲーマーとして、いわせてもらえばね。
ですからわたしは熟考のすえ、<ゲームキューブ>なら
持ち歩けないし、わたしの目の届くところにテレビがあれば
時間さえ管理すればいいんだ! と開眼し
ありがたくいただくことにいたしました
(わたしだってたまにはゲームしたいし)。
と、これでしばらくは<ゲームボーイ>って言わないわね、
と思っていたのですが────しかし。
わたしの妹に、8才と5才の息子たちがいるのですが
我が子らがめちゃめちゃ敬愛する、この従兄弟たちが
なにを隠そうゲーマー・レンジャー!!
つまり、もう<ゲームボーイアドバンス>なんですよ。
完全に。
って、そりゃぁそうですよね。
ポケモンもあるし、カービィもあるし
ドラクエモンスターズもあるし。
長男が、それに引きずられて次男も、
ほしがらないはずがありません。アタリマエです。
ゲームキューブはゲームキューブ、
アドバンスはアドバンス、ですよね。
「ゲームボーイアドバンス買って」
というおねだりが出るようになるまでに
あまり時間はかかりませんでした。
そして、そのうちSPが発売されれば
「ゲームボーイアドバンスSP買って」になるわけです。
彼らが言うには、「遊んでないソフトがもったいない」と。
たしかに。故障したままの
<ゲームボーイ・カラー>のソフトは
おもちゃ箱に入ったまま。
こういうときだけは理屈の通ることを‥‥
(我が子ながら、なかなか賢いではないかっ!?)。
でも、SPってライト付きでしょう?
布団の中や押し入れの中で、
遊んだりしちゃうんだろうなあ、と、
わたし自身、そうやって遊んでいる
自分の姿が容易に想像できたので
自戒の気持ちでNO! わたしの子ですから。
絶対、隠れてやりたくなるに決まってますっ!
「ほんとはお母さんもほしいのよ」
とだって、もちろん言ってません。
「SP欲しいキモチはよぉぉくわかるけど
もう少し大きくなってからでないと。
せめて、中学生になるまでは」
小学1年生と未就学児の子をもつわたしは、
そんなふうに考えていたのです。
と、‥‥そんなところに。
こんどは長男がこんな情報を持ってきました。
<ゲームボーイプレーヤー>
っていうのが発売になったよ!
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1日2回、1時間ずつ。
ちゃんと守ろうね。 |
うわぉ! 正直「ついに!」と思いました。
まさに、そうこなくっちゃ、というカンジです。
(書いていて、だんだん、威厳ある母の仮面が
はがれていくのを感じますがーー)
たぶん、わたしのように思っている
親御さんがたは少なくないのではないでしょうか。
いま、わが家の<ゲームキューブ>には
<ゲームボーイプレーヤー>が
“美しく”ばっちりセットされ
わたしの管理下(1日2回、1時間ずつ。ただし特例あり)
でこどもたちも大いに気に入って毎日遊んでいます。
タイマーを60分までセットできるので、
思いっきり活用! コレ、結構便利!
今回、このレポートを書くにあたって
「古いソフトもいいけど、新しいのも遊んでみてね」
と、シェフさんから何本かのソフトをお借りしたので
わたしもひさしぶりにゲームをやってみています。
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こどもたちには「メイドインワリオ」、
これが断トツ人気!
今は友だちと一緒に遊ぶのにも、これです。
“自分でやっていなくても楽しい”らしく
(たしかに見ていて楽しい! とくにコドモたちには
ちょっとオゲレツなネタのゲームが馬鹿ウケしています)
おもちゃ遊びに飽きると、これが始まるケースが多いですね。
あと、早く用意ができたとき“ちょっとだけやる”のに、
最適。
外出前にママがお化粧する間
おとなしく遊んでて、というときココ一番に取り出します。
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また「ロックマン
エグゼ3」は
母子で取り合いになるくらい大人気。
アニメも大好きなので、このソフトは届いたときから
かなりの喜びようでした。
近未来の小学生が主人公で、設定にリアリティーがあって
導入の説明もわくわくさせる上に、とてもわかりやすく
しかも、ゲームそのものがよく出来ていると思います。
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「スーパーマリオアドバンス2」や
「伝説のスタフィー」は
次男のお気に入りですが、自分で字が読めないので
いちいち母に読ませたがるのが困ります(笑)。
絵本を読んであげていた頃を思い出したりして。
前述の「ワリオ」は、文字表記が
ひらがなばかりなところも、大きな魅力だと思いました。
私自身としては
「ドラゴンクエストモンスターズ
キャラバンハート」
がお気に入りです。
やっぱりこういう本腰を入れてプレイするRPGには
ゲームボーイプレーヤーがピッタリだなとつくづく実感!
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「ことばのパズル
もじぴったんアドバンス」は、
母の尊厳維持に大助かりです。
他のゲームはこどもたちに全然タチウチできないけど、
これに限っては「ママ、すごいじゃぁぁぁん!!」状態。
しかもナニゲにお勉強してる気分になれるところが
またヨロシイ感じですね。
また、こういうちょっとアタマ使うゲームは
どんな親も、一緒に挑戦して遊んでみたくなるようです。
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こどもたちとゲームしている時間は
ホントに楽しくて、あっという間に過ぎてしまいます。
さいわいお蔭サマでこどもたちも
<ゲームボーイ>三昧で
友達とのコミュニケーションや屋外での活動を
おっくうがるようには、今のところなっていません
(たぶん)。
まずは、よかった! ハッピー!
これが、わが家のゲーム状況です。
これからもまた、何か気づいたことがあれば
メールで報告させていただきますね。
Mahalo!(ハワイ語で“ありがとう!”)
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ゲームボーイプレーヤーは価格5000円。
カラーは、ゲームキューブ本体と同じく
バイオレット、オレンジ、ブラック、シルバーの
4種類です!
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