ほぼにちわ、スガノです。
「谷川俊太郎質問箱」のこの回がきっかけで、
谷川俊太郎さんが、
ガチャピンとムックの誕生秘話とも呼べるおはなし
『ガチャピンとムックのものがたり』
を書かれました。
絵を担当したのは、大野彰子さん。
2009年12月1日に発行された
『ガチャピンとムックのものがたり 3』
をもって
3部作となるこのシリーズが完結したのです。
いやぁ、ガチャピンとムックの出会いから
日本にやってくるまでって、
そんなふうだったんですね。
登場人物の名前や設定が
じんわりとおもしろくて、
大野さんの、鉛筆で描かれた絵がほわっとかわいい、
子どもたちにも人気の絵本です。
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自分の生まれたたまごを
それぞれに持つ、ガチャピンとムック。
この3部作完結を記念して、
東京・表参道のギャラリー「アーティファクト」で
「ガチャピン・ムックとふしぎなたまご展」が開かれ、
谷川さん、大野さん、ガチャピン、ムックによる
トークイベントが行われました。
(展示は2009年12月27日まで。
くわしくはこちらをどうぞ)
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『谷川俊太郎質問箱』も展示されています。
「絵本をつくっていただくきっかけとなった本」
と紹介されていました。うれしいです。
でね、トークイベントなんですけどね、
なにしろ、ガチャピンとムックがこういった
「いわゆるトークイベント」をやるのは
はじめてのことなんです。
ですから、会場にふたりが入ってきたとき、
客席は、もう大興奮。
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ああー! ふたりの姿が見えたら、
みんなの脳内で何かが炸裂。
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接近の大サービス!
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谷川さんも、思わずハグしちゃう。
そして、客席からは
「わ‥‥! ほんものの谷川さんだ」
「すげーーーー」
という声が。
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谷川さん(本物)です。
谷川さんは
「だいたいね、ガチャピンとムックは
大きいんです。
なんでか、大きいのにかわいいの!」
とおっしゃっていました。
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そういえば、谷川さんのお家に出かけたときも、
戸口に入れなくて苦労しましたね。
そして、トークでは、
最初にあったプロットを
ナンセンスでおもしろい作品に
しあげていこうとしたことや、
ガチャピンやムックが
生まれたときの音、笑い声を
絵本に入れていくときに
どんなふうに考えていったか、など
制作秘話を話してくださいました。
谷川さんが書いたお話に、
大野さんが絵をつけていくとき、
この絵本の世界が
グーンと広がったそうです。
そうそう、とくに、大野さんが
赤ちゃん時代のガチャピンとムックを描いたことは
大注目でしたね、
というお話になり‥‥
ベビー・ガチャピン&ムックを
会場でライブドローイング!
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大野さんが、その場でスルスルと、
ガチャピンとムックの絵を描きました。
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ガチャピンとムックがそこにサインして‥‥
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さらに、谷川さんがサインを加えて。
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できあがりはこちら。
かわいいぃぃ。
この豪華一点ものの作品を
この場でオークションする、と
谷川さんが言い出しました。
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オークションの段取りについて
打ち合わせする3人。
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仕切り役をかって出た谷川さん、
きびきびと
「えー、2千円、ただいま2千円!」
すごいなぁ‥‥詩人、なんだかすごいなぁ。
トークイベントの最後に行われた質疑応答では、
ガチャピンに質問が集中。
好きな食べものは何かと問われたガチャピン、
「青い食べものです」と答え、
谷川さんから
「青いものって何? 青空とか?!」
と突っ込まれていました。
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青空、食べてみたいですよねぇ。
お互いに菜食好きと判明した
谷川さんとガチャピン、
お食事の約束をしていました。
3話のおはなしの最後、谷川さんは、
ガチャピンとムックのふたりがこれからも
日本のみんなから応援されて
すてきに元気に活躍してくように、
という思いを込めたそうです。
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ガチャピンの現在の夢は
宇宙に行って船外活動することだそうです。
谷川さんは
「ガチャピンとムックは
これまですっごい経験を
たくさんしてるんだもん。
ぼくなんて、劣等感抱いてますよ。
こんな人生経験、俺してないや!」
とおっしゃっていました。
こんなたのしい絵本3部作に、
『谷川俊太郎質問箱』が
ちょっとでも関わることができて
とてもうれしかったです。
また、谷川さん、大野さん、
ガチャピンとムックとで、
なにか遊べるといいなぁ。
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たのしかったです。
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うううう、かわいい‥‥。
退場時に、ムックが客席に大接近。
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ワーッ! ガチャピンとムック、
人を興奮させる何かがありますよね。
ちなみに、谷川俊太郎質問箱は、
ただいま「ツアー質問箱の巻」を
連載中です。
回答編は、1月1日からスタート予定。
そちらも、おたのしみに。
それでは! |