黒蜜をたくさんトロ〜ッと、かけて♥
早春..っていう、
少し寒いけど清々しい響きを聞くと、
何ででしょう。
あんみつが食べたくなります。
もう、湯気の立ったおしるこでもないし、
滑らかな、でも舌が火傷しそうなこし餡の
トロッとかかった粟ぜんざいでもなく。
ところてんの酸っぱさは、
余計に寒くなりそうだし、まして、
どんなに好きでも氷宇治金時やってる店も、
まだあんまりなくて。
黒蜜のたっぷりかかった“あんみつ”は
どの店にも年中あるメニューだから旬感がないものの、
この端境期にはバ〜ンと存在感が増すんですよね。
全く個人的に私の中で。
で、やっぱり(というか何というか)
関西の白蜜じゃなく、
トロ〜ンとした黒蜜をかけたいんです。
関西に行って“あんみつ”を頼んだ時、
100%想定外に白蜜が出てきて、
泣きそうになりました...。
誓って可愛いぶってるワケじゃなく
(可愛いぶってる事にならないが)
毛の先ほども疑ってなかったものを
見事に足元から覆されると、
あまりな成りゆきにひとりでに涙が出そうになりますね。
白蜜が憎いわけじゃなく、
普段は結構好きで使ってるのに。
で、もっと勝手を言わせてもらうとオーソドックスな
“あんみつ”も捨てがたいものの、
クリームあんみつにした時、
普通のバニラじゃなくてソフトクリームが
デーンと渦巻いて乗ってくると、
ものすごくゴージャスな気分になりますよね。
占いが♥♥だった以上に、ツイてるような。
知ってる範囲で言うと、
浅草に本店がある『みはし』という甘味屋
(東京駅の地下にも喫茶あり♪)とか、
有楽町の『おかめ』という、
うどんや赤飯も美味しい下町系の和食兼甘味屋。
チェーン展開してるところでは
『麻布茶房』でしょうか。
以前、ここで書いた鎌倉の大仏さま近くにも
金時豆など乗せた
変わり“あんみつ”の美味しい店
『旬憩』がありました。
あと、谷中とか千駄木とか、
どこか懐かしい方面や三鷹や吉祥寺みたいに
都心をやや離れた所の飾らない甘味屋では、
「アイスじゃなくてソフト乗せてもらえます?」
って言うとすんなり“ソフトあんみつ”に
してくれたりしますよね。
流行りの店とか話題の店より、
「それは出来ません」
なんて言わない街の喫茶や菓子屋の方が、
私は遥かに尊敬しつつ、好きです♥
あ、あと“あんみつ”は、
やっぱり家で作って食べない分だけ、
お店に期待しちゃうのかな〜。
パリとかNYとか、
寿司はそこそこ美味しいのかもしれないけど、
“あんみつ”はそう無いだろう〜と思いつつ、
優越感に浸れる春先です♪
わたなべ まり
「みはし」
台東区上野4-9-7
03-3831-0384
営業時間 10:30〜21:00
第3月曜休(3,4月は無休)
「おかめ」
千代田区有楽町2-8-7
03-3201-0700
営業時間 11:00〜21:30
月曜休
「麻布茶房」(広尾店)
港区南麻布5-15-25
03-3449-8581
営業時間 11:00〜21:30
無休
「旬憩」
0467-24-7831
鎌倉市長谷1-15-13白朋ビル2階
営業時間 11:00〜17:00
火曜休 |