CAKE
マリーな部屋。

急いで、栗。
第4弾(でしたよね?...しつこい?)

まぁ、とにかく。
何せ栗はおいしいので、出し渋りせず、
行けるとこまで行ってみようという心持ちなのですね。
でも、今年は今回がラストだけど。(多分)

あまり、怒り散らしたりはしない性分なんですが
「コレだけは、ちょっとねー・・・」と
かねてから感じてることがあります。
栗蒸し羊羹のね、栗なんですけどね、
なんかヤじゃありません?
「やった! 栗蒸し羊羹。」と思って、切ってみると、
だいたいが薄いんですよね、栗が。
まるごとゴロゴロ入ってるように見せかけといて、
薄切りに削いだのがのっかってるだけだったり。
(この手、結構多いです。)
「詐欺だろー、ソレ!」と
思わず知らず昂ってしまうワケです、気持ちが。
楽しみにしてたささやかな思いに対して、
あんまりな裏切りというか、
後味の悪いウラのかかれ方というか。

けど、あるんです。
そんな積年のウップンを一気に晴らしてくれる店が。
ここの栗蒸しは、ウマいです。
甘さも柔らかさも、蒸し羊羹のモチモチ加減も
栗のゴロゴロ感も。
あと、入ってる栗の半生ぐあいが、
こんなに絶妙なのも初めて! です。
まぁ、機会があれば是非お試しあれ。

ただ、「今年は21日まで」だそうです。
別にイジワルしてるワケじゃないからね、
言うのがギリギリになったのも。
えー、先に先にと動けない
タイプらしいんですね、最近思うに。
どうにか、間にあったと
ホッとしてる部分すらあったり・・・
・・・以上、栗でした。                              

わたなべ まり


岬屋(みさきや)
住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-9-15
電話番号:03-3467-8468
営業時間:9:00〜20:00
定休日:日曜日 ※祭日は不定休
年末年始の営業:年末は31日まで、年始は6日頃から
価格:1850円
(前日、遅くとも当日の朝まで要予約)
期間:毎年9月20日〜11月20日頃まで
※今年は11月21日まで

1998-11-18-WED

急いで、栗。
第3弾です。

でも、あー、どうか怒らないでください。
今回はホントに「急いで!!!」なのです...。

期限から言いましょう。
今週中、です。10月いっぱい、なのです。

でもね、おいしいですよ、コレ。
しかも、お菓子じゃないんです、今回。
とうとう脱線しはじめたかとお思いかもしれませんが、
そうです。
「おいしい。」と思ったら、
伝えずにいられない性分みたいなんですねー
我ながら。
いいのか良くないのかわかりません。
普段はだいたいボーッとしてますが、
この点でのみうるさがられることは
あります...。
グルメ(死語?)じゃないので
何でも喜んでうるさいみたいです...。
まぁ、いいや。

で、「栗おこわ」なのです。
栗の名産地、長野県の小布施にはおいしい
栗おこわを出す店などありますが、
東京では、なかなか無く...
でも何より、ほこほこした栗の甘さと
ツヤツヤ光るもち米のやわらかさは、
心から「あぁ、日本に秋があって、よかった」
と思わせてくれます。
赤坂の「とらや」の地下1階の
「虎屋菓寮」で、

栗おこわ

かなりおいしい栗おこわがこの時期だけ食べられます。
大粒の栗が、うま〜く炊いてある強飯の上に
五個くらいのってて、白胡麻がふりかけてあって、
蓋を開けると同時におこわの匂いの湯気が
ふぁ〜っと出て。
添えてあるしめじの佃煮も、甘く煮たおたふく豆も、
いい味です。
栗おこわを食べた後、
ぜんざいなどいただくと至福です。
また、ここの白玉はふっくらと大きくて厚みがあって、
何となく豊かな気分にしてくれます。

今週のがしたら、来年、たのしみにしてみてくださいね。
(無責任な言い方だけど...。)                              

わたなべ まり


虎屋菓寮

住所 東京都港区赤坂4-9-22 虎屋赤坂店B1
電話 03-3408-4121
営業 平日11:00〜19:00(オーダーストップは、18:30)
 

  土/日/祝日11:00〜17:30(オーダーストップは17:00)
   元日1月1日は通常営業と深夜営業(0:00〜4:00)
年中無休

(地下鉄「赤坂見附」駅より、
青山通り(246)を澁谷方面に向かって徒歩で約7分。
豊川稲荷神社の向い側。)
栗おこわは「季節限定メニュー」で、
販売期間は、9月中旬から10月末日。
価格は1200円です。
ただし、お店の人から、以下の注意をいただきました。
「誠に恐れ入りますが、栗おこわの販売終了日につきましては、
生の新栗を使用しています都合上、
栗の状況により終了日が多少早まることがございますので
御了承ください」。とのことです。
新鮮な栗ならではのお味ということなので、お店に急ごう!

1998-10-28-WED

急いで、栗。
第2弾です。

新橋駅前の小川軒でですねぇ、
“新栗のモンブラン”というのがこの時期でてます。
小川軒というのは、あの、レーズンウィッチの小川軒です。
(知らない方は、この際知っていいかも。ビスケットの間に
 クリームとレーズンがはさんである、かなりオイシくて
 かなり有名なお菓子。値段が手頃でね〜、ひと箱950円
 なんですよね〜。そんな理由で、
 よくおみやげにしてます。)

この店も老舗なぶん、しっかりしたおいしさというか、
目先の流行にほとんどとらわれることなく独自の味と誇りを
貫いているようで、このモンブランも結構、
贅沢なかんじです。


下のほうまで、
ぜんぶ栗です。
めったにありませんよね、
こういうモンブラン。

モンブランらしい素朴な見た目
(鳥の巣みたいなののまん中に栗がのってる・・・)は、
決して華やかじゃありませんが、
こんなに、「栗!」の風味がそのままのケーキも珍しく・・・。

素材をたっぷり使わず、
スポンジとかクリームを多くして
何気に「底上げしてんナー」
ってカンジのケーキの多い昨今、
ややもすると口の中が
モサモサしてくるほど、
栗をケチらず使ってあるのは、
単純にスゴイと思います・・・。

多分、電話で予約したほうが無難かなー、
時々なくてガッカリするから。
あと、もうじき終わっちゃうし。
(無責任な書き方ですね、我ながら。
でも、急いでね。興味あったら。)

やっぱり、秋はたまりませんな。                              

まり

P.S. 
小川軒は、渋谷(代官山というか)にも
目黒にもありますが、
旬のお菓子はそれぞれ、
別製作のようです。念のため。


小川軒

住所 東京都港区新橋2-20-15
電話 03-3571-7500
営業 平日10:00〜18:00
   土曜10:00〜17:00
   日曜祝日休み
(新橋駅下車、汐留方面に出て、
駅前ロータリーに面して建つ、
 新橋駅前ビルの1階の角です)

1998-10-21-WED

急ぎです。
栗のコトで。

桃に次いで、栗は最大関心食物です。
(正確にいうと、間にチョコレートというのが入りますが)
栗、芋、かぼちゃ、とうもろこしというモノ達は、
なんであんなにおいしいんだろう!
と思って暮してるワタシにとって、秋は、狂喜しそうな季節です。

パフエ

で、今回なんで急ぎかというと、
新栗パフェ(900円)がですね、
この2週間ほどの 限定なのです。
桃の時も「ウマイ!」
と書きましたが、
銀座千疋屋の季節のパフェが今は、栗。
年中、マロンパフェ(900円)というのは
メニューにあるんですが、
新栗というのは、10月の初めから、
3週めくらいまでなのです。栗と新栗? 
変わらね−じゃね−か、
別に、と思われるかもしれないけど、
かなり、変わるんです、コレが。
栗っていう実も、別段ありがたみもなく、
気づけば八百屋に並んでますが、
年がら年中は栽培できない植物とか。
保存したいなら、甘露煮か渋皮煮にでもしないとダメらしいです。
だから、秋以外の栗菓子は、保存用に
かなり甘みをきかせたモノがほとんどで、
それに比べると今出てるのは、ごく少量の甘み。

桃の時は、今しかない“生”だからというと幾分、
説得力も出るんですが、栗自体、生では食べないもの。
そーすると、加工しちゃうワケだから、旬もなにも、
あんまり変わらないんじゃ・・・と思われがちですが、
う〜〜ん、なんと言ったらいいんでしょう?
変わるんですよね〜、コレが。
寿司で、ですね、デパート用に折り詰めで売ってる
サバとかアジと、寿司屋で食べるシメサバの握りとの違い。
もっといえば、その場でサッと酢にくぐらせたのを、
出されたと同時に食べる・・・
くらいの違いといえばいいでしょうか...。
まぁ、これも食べてみないとわからんハナシで
申し訳ないんですが...(いつものとおりで)。

多分、この2週間ほど私も銀座千疋屋通いに暮れると思います。
「いらっしゃいませ」と言われつつ、
「また、来たよ...」と思われてんだろーナーとも感じながら。

オーストラリア
オーストラリアの
菓子屋の前で。
オマケ(?)に
送ってみました。

【余談】
(って、この記事自体、余談なんだけど...)

夏休みをもらって、2週間前、
オーストラリアに行ってきました。
緑色の鳥は朝に夕に鳴き続けてるし、
カンガルーには手をベロベロなめられるし
ボーッとするのとバタバタするのが
混じり合ったような、短い休みでした。
で、「イトイ新聞」始めるにあたって
入手したデジカメを一応持ってったんです。
そしたら、あんまりケザヤかなドーナツを
スーパーで売ってたんで、撮ってきてしまいました。
(お菓子を撮ってこようなんて殊勝な心意気は
皆無だったんですが、そのスゴさに、つい)
「コレ、子供とか食べんの? マジかよ..」
ってカンジです...
まぁ、見てみてください。ヒマだったら。                  

わたなべ まり


銀座千疋屋
東京都中央区銀座8-8-8
新橋駅下車、銀座中央通り、博品館のならびです。
03-3572-0105
(営)11:00〜21:00
日曜休

1998-10-08-THU

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