『福神町綺譚』 
  
著者:藤原カムイ 
  発行:集英社  | 
 
 
 | 綺譚つながりで 
  藤原カムイさんの『福神町綺譚』をおすすめします。 
  不思議な話繋がりでもあるかも。 
   
  1914年の大正博覧会の会場を中心に 
  異空間に飛ばされた町「福神町」で 暮らす人々の 
  不思議な生活を描いた作品です。 
   
  定期的に、住民の記憶がリセットされるが、 
  手に職を持っていればその 技術は忘れない。 
  なので、その町の住人はほぼ職人。 
  そして、不思議な職業が満載。 
  大正時代のどこかレトロな雰囲気に 
  カムイ先生の独特なSFセンスが融合していて、 
  不思議な世界観を醸し出しています。 
  結構、史実の基づいている話も多く、 
  大阪万博のダダカンの3つの事件は、 
  この漫画で初めて知りました。 
   
  何よりこの漫画の凄いところは、 
  読者参加型の双方向漫画(インタラク ティブコミック) 
  ということ。 
  つまりは、読者が住民となり参加したり、 
  アイディアを出したり出来る漫画だった。 
  当時としては画期的だった…って、 
  今でも画期的か…。笑。 
   
  (h) | 
 
 
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