『水の森綺譚』 
  
著者:坂田靖子 
  発行:潮出版社  | 
 
 
 | 火といえば四大元素の内の一つ。 
  四大元素(水)繋がりで 
  坂田靖子さんの『水の森綺譚』をお薦めします。 
   
  水の森に住んでいる、夜に寝て朝起きる園芸好きなサリと、 
  夜に起きて昼に寝る夜釣り大好きな友達。 
  水の森は、新鮮なミルクを月光に当てて置くと 
  絹の様な美しいヨーグルトができ、 
  10年に1度しか生えない「幸せのキノコ」が生え、 
  凍った湖の真ん中にはドラゴンが居るとか居ないとか…、 
  楽しかったりメーワクだったりな不思議がてんこ盛り。 
   
  一見、適当そうに思える絵柄の奥に見える、 
  木肌や風の流れの描写の完璧さや 
  様々な訪問者の可愛らしさは最高です。 
  読み出すとどうしても繰り返し繰り返し、 
  読み直しちゃいます(今2ヶ月目です)。 
   
  何より坂田靖子さんという漫画家自体が凄い!! 
  幅広過ぎる知識もさる事ながら、 
  食べ物(及び食事のシチュエーション)を 
  とてつもなく美味しそうに描ける漫画家は、 
  個人的にはこの方が日本一だと思います!!!!! 
  「カヌレあります」 
  「ペカンナッツパイあります(準備中)」 
  こんな風に書いてあるだけなのに、 
  何故がものすごく食の想像力を掻き立てられるんです! 
   
  感想書いてたらお腹空いて来た…。 
   
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