ファンタジーつながりで、 
  おがきちかさんの『エビアンワンダー』をご紹介します! 
  親を失った子供がどう生きるか。 
    その傷からどう回復していくか。 
    悪魔的な存在と、どうつきあっていくか。 
  そんな『ベルセルク』とも共通する、 
    人間が昔から持ってるテーマを、 
    女性の視点からさらっと描ききった 
    珠玉のファンタジーです。 
  描かれているのは厳しい世界ですが、 
    イキイキ動きまわる、したたかな登場人物たちのおかげで、 
    軽い気持ちで、クスッっと笑いながら読めてしまいます。 
    たとえ脇役であっても、 
    一人ひとりに生活があり、人生がある。 
    その豊かさ、ずっと広がっていく感覚も、 
    ものすごい魅力です。 
  ぎゅっと濃くて豊かなファンタジー漫画を 
    お読みになりたい方は、ぜひ! 
  (さいとう)  |