『月とスッポン』から 
  学生つながりと、月ということなので宇宙つながりで、 
  あさりよしとおさんの『なつのロケット』を 
  推薦したいと思います。 
  著者は科学雑誌で『まんがサイエンス』も手掛け、 
    その中ではロケット特集なども執筆しています。 
    独特のギャグセンスも相まって、 
    私に幼い頃からロケットへの興味・関心を 
    抱かせてくれました。 
    そんな著者が今回描いたのが、 
    小学生が本物のロケット製作に挑戦する物語です。 
  「いくらなんでも小学生がロケットなんて…」 
    とも思うかもしれません。 
    でもこのマンガの登場人物の多くが、 
    自分のやりたいことをやろう!と 
    自分を貫こうとしているんです。 
    前例がなかったとしても、 
    みんなが一般的にやればいいと 
    言われていることではなかったとしても、 
    自分の意思に従って、ひたむきに取り組む姿勢は 
    素晴らしいように思えてくるんです。 
  ロケットという最先端装置の製作に、 
    純粋に胸躍らせながら読むのもアリ。 
    久々に読み返すと、 
    話の節々に何か大事なものを感じられる作品です。 
  (Coltz)  |