『愛のアランフェス』 
著者:槇村さとる 
発行:集英社 | 
スケートつながりということで 
『愛のアランフェス』を紹介します。 
名作がたくさんある槇村さとるさんの作品の中でも 
ドラマティック度はピカイチ! 
昭和のスポ根恋愛マンガの王道です。 
 
主人公は、北海道の田舎で 
天才スケータだった父親に英才教育を受けた、森山亜季実。 
天才少女と注目されながらも、 
ライバルや仲間と出会いから成長していきます。 
その中でも孤独な天才、黒川貢と惹かれあい 
ペア組むのですが…。 
そこからがふたりの愛と葛藤の始まりとなるのです。 
 
なんとも劇的な、かつての大映ドラマのような展開が 
次から次へと起こります。 
亜季実を見守る筒美、貝谷、嵯峨島コーチなど 
サブキャラも魅力的で 
人間模様も読み応え十分なんです。 
 
そしてなんと言ってもスケートシーンは 
二次元とは思えない臨場感。 
音楽やエッジの音が聞こえてきそうな迫力! 
かつて伊藤みどりさんが大好きで、 
今は鈴木明子選手が大好きな 
スケートにあこがれつつ自分では全くできない私を 
滑っているような気分にしてくれます。 
 
この作品の影響で 
「生まれ変わったら絶っっっっ対 
 フィギアスケート選手になる!」 
と決めました。(笑) 
 
(ウクレリ) |