ほぼにちは! 
私が紹介するのは『鋼の錬金術師』です。 
福本伸行さんの『銀と金』とくれば、お次は銅! 
…ではなく鋼あたりですかね。 
というわけで、金属つながりで 
『鋼の錬金術師』は銅でしょう?あ、失礼。
『カイジ』などを描かれた福本伸行さんと言えば、 
ギャンブルやその心理描写が面白いので有名ですよね。 
『鋼の錬金術師』の一番の魅力はなんと言っても 
人間が生きていくための哲学的な物語が 
織り込まれているところだと思います。 
人間の欲望と世界の真理、掟など、さまざまなことを 
考えさせられながら読み進めるというよりも、 
主人公と共に旅をして少しずつ学んでいくという、 
そういう感覚に近いマンガです。 
自らの欲望と対峙しても、 
惑わされることなく真実だけを追い求めようとする 
主人公の姿に感銘を受けました。 
おとなから子供まで読めるソフトなマンガの中に、 
人間にとって、とても大切なことが散りばめられていて、 
読むたびに自分を省みているような気がします。 
もうすぐ最終話だという話ですが、 
これを機会にみなさんも読んで、 
最終話の話に花を咲かせてみませんか。 
(くだくらげ)  |