アルコール依存とお酒の話、 への感想。

松本俊彦先生に教えていただいた
アルコールの記事が、本日最終回でした。
たくさんメールをいただいているので
(ありがとうございます)、長くなりますが、3つほどご紹介させてください。

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夫がアルコール依存症で、現在まだ飲んでいます。
わたしは10年ほど前から自助グループの家族会などに出て学んでいます。

とにかく自助グループの仲間たちは飲んでいた頃、死にたかったという人が多いです。
もうなにもかもうまくいかないし、どうでもよくなってて飲んでいたと。
だからもちろん人のことを考える余裕なんかまったくない。
それを知っているので、わたしはなおさら、絶対に背中を押さないようにしなければという気持ちでいます。
また家族会に出ると、依存症だった本人
(配偶者や息子さん)が亡くなっていることが多いです。

ですから第2回の自殺とお酒の問題、知らないわけではなかったにしてもこれほどの数字、というのを知ったのは初めてです。
この事実を発信してくれることに感謝しています。
そして私の夫は50代、仕事をしています。

人生の中でこういうこと知っていると何かの役に立つと思います。
もっともっと少し踏み込んでも発信し続けてください。
(M)

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私はアルコール依存症でした。
何度も失敗して、5年前から断酒できています。
この社会では、酒はいいもの、楽しいもの、ストレス解消に必要なもの、という考え方が幅をきかせているので、その考えを捨て、社会に対抗するのが大変でした。
また、飲酒しても良い人と、飲んではいけない人がいることも、理解してはもらえません。
酒に起因する事件、事故を必要悪で片付けていいのかと悲しくなります。
少しでも幻想に気づく人が増えるように願っています。
(ちびから)

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アルコールと依存のお話、一生懸命読んでいます。
ある学校の、産業医をしています。
この季節は従業員の皆さまの、年に一度の検診の結果が束で届きます。
すると、アルコールの過剰摂取と、肥満と、脂質異常と、高血圧がすごいのです。
いまのご時世、先生方は生徒から、保護者から、受けるストレスはさぞ多かろうと推察します。
そんな時、手軽に手に入るお酒と、おつまみとしてのスナックなどに手を伸ばすことが習慣になる様子は容易に想像できます。

また、ご高齢の独居男性にも多いです。
90歳超えて、奥様を急に亡くされ、あっという間にアルコール漬けになった男性がおられました。
訪問看護が自宅へ伺うと、2リットルの焼酎の空き瓶がゴロゴロしていたそうです。
遠方に住む娘さんがびっくりして飛んできて、ご自宅へ引き取られましたが、彼はその点幸運だったと思います。
どうされてるかな…

健やかな暮らしのためのコンテンツ、たくさんの方に読んでもらえますように。
(T)

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重いテーマではありますが、知っておくとなにかの助けになるかもしれないお話、よければ読んでみてください。

(また、記事のイラストはデザイナーのが描いてくれました。
空気感とか、ほんと見事だなと‥‥!
あわせてチェックしてみてください)

2025/04/14 13:07

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