2025-01-18

友人と絵本作家の原画展に行ったときのこと。

観終わって、ロビーのソファーで雑談をしながら、ガラス越しの外に広がる公園を眺めていたら、なかなかクールな老紳士が通りかかり、いきなり声を掛けられました。

「このあたりに住んでいる方たちは 幸せですなぁ。長生きできますなぁ」

広い公園が近所にある事が羨ましい、と。さらに、ご自身はジムで身体を鍛えているので若く見られる(御年75歳だそう)こと。日々、良い行いをすることを心がけていることを、にこやかに語り去って行かれ‥‥。

が、「何だったんだ?」と思う間もなく、視界の端の方で踵を返し再びご登場。

「‥‥これから、 蕎麦屋で友人と酒を(指でクイッ、顔がニカッ)」と、今度こそ、さわやかに去って行かれました。

あらためて、何だったんだ‥‥。

(木綿豆腐)

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