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友人と絵本作家の原画展に行ったときのこと。
観終わって、
ロビーのソファーで雑談をしながら、
ガラス越しの外に広がる公園を眺めていたら、
なかなかクールな老紳士が通りかかり、
いきなり声を掛けられました。
「このあたりに住んでいる方たちは
幸せですなぁ。長生きできますなぁ」
広い公園が近所にある事が羨ましい、と。
さらに、ご自身は
ジムで身体を鍛えているので若く見られる
(御年75歳だそう)こと。
日々、良い行いをすることを心がけていることを、
にこやかに語り去って行かれ‥‥。
が、「何だったんだ?」と思う間もなく、
視界の端の方で踵を返し再びご登場。
「‥‥これから、
蕎麦屋で友人と酒を(指でクイッ、顔がニカッ)」
と、今度こそ、さわやかに去って行かれました。
あらためて、何だったんだ‥‥。
(木綿豆腐)
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