ぽけ〜〜〜
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北小岩 |
「先生、
今日一日やることがございません」
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小林 |
「それはあまりにも、
なさけない人生やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「俺なんか、
やることがありすぎて
困っとるわ」
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北小岩 |
「さすが先生です。
ところで、なぜそのように
忙しいのでございますか」
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小林 |
「昨日、
エロ本を踏んでしまってな。
本が反り気味になったんや」
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北小岩 |
「それは大変なことです」
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小林 |
「だもんだから、
押し花を作る時のように
分厚い本に俺が体重をかけて、
復元させようと思っとるんや」
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北小岩 |
「とても有意義なことだと
思います」
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小林 |
「とはいえ、
あまりにも地味やろ」
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北小岩 |
「そうともいえますね」
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小林 |
「久しぶりに、
大きな町に行ってみるか」
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北小岩 |
「いいですね」
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二人はぼろきれを股に挟み乾布摩擦をし、
それを動力に大きな町に向かった。
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小林 |
「むっ、妙な気がせんか」
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北小岩 |
「横断歩道のところに、
尋常ではなく
男が溜まってますね」
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小林 |
「信号機を見てみい」
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北小岩 |
「係員がおり、
表示を差し替えております」
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差し替える度に、
何人かの男が横断歩道を渡っていく。
顔に優越感が漂っているようだ。
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小林 |
「なるほどな。
表示されているのは、
ぽこちんの長さや。
長い奴ほど
早く渡れるというこっちゃ」
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北小岩 |
「あっ!
わたくしのサイズが
表示されております。
行ってまいります」
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小林 |
「まて。
お前が俺より先なわけはない。
俺から行く」
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先生は小走りに渡り始め。
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小林 |
「やはり俺のイチモツは、
かなりのもんや」
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横断歩道の真ん中に到達した時であった。
「ぷひょ〜〜〜!」
ほら貝が鳴り響く。
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係員 |
「そこのちんけな奴!
センサーでお前のイチモツが
極小だということはわかってるんだ。
撃ち方前へ!!」
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吹き矢をもった女性たちが現れ、
先生の急所めがけて矢を放った。
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小林 |
「うげえ!
刺さった!!」
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係員 |
「それは毒矢だ!
ざまあみろ!!」
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先生は泡を吹いて倒れてしまった。
それはともかく、
この横断歩道は何なのであろうか? |