<台所の妖精たちの巻>
じらしまくってます。
先日17日に19回目のバースデイを迎えた
エンマちゃんのバースデイサプライズパーティーの
第3回目でございます。
長くなっちゃったけど、すんません。
では、張り切って行きまっしょい!!!
「時間、やばくない??」
「23時58分どころか17日終わっちゃうんじゃん?」
「やば!!でも、遅れた事は認めずにね」
「よっしゃ!」
とか言いながら、ケーキ持ったり、マネキンを
袋に入れて担いだり(雨がシトシトだったからね)
しながら電車に乗って。
地下鉄から、JRに乗り換え!!
「素で時間がやばくなってきた!」
「ね」
「ってゆーか、ギリギリすぎるね」
「あわただしい〜〜〜〜!!」
すっかり間に合うつもりでいたんだけど、
途中の駅で電車が一時停車っていうか、
なんか数分止まってて・・・。
「あら?なんで?急いでるのに〜〜〜!!
マジ、17日終わるじゃんね〜。やばっ」
「ってゆーか、もう絶対に間に合わない。よ」
(一同絶句)みたいなね。
マジ、誤算だったよ。
でも、ほんとはそんな事はあんまり気にしないで、
みんなでどういう形で祝うかを会議してて。
まちゃりーんぬがアメリカ行った時のお土産で、
仮面舞踏会の仮面みたいなやつを
みんなに買って来てくれててさ〜。
それを、全員で揃えて着けるために
1回、まちゃりーんぬを家に帰して、
取りに行ってもらったりもしたんだけど、
それをみんなで着けようって事になって。
んでもって、どういう流れでそうなったのか、
仮面着けたウチらが
『エンマちゃん家に住む台所の妖精たち』
っていう設定になって。
呼び名は、
まちゃりーんぬ:M
ザカちゃん:Y
みかんちゃん:M
ちー坊:R
あたし:A
って感じになったわけさ。
まずみんなでエンマちゃん家に着いて、
用意が出来たら玄関の横に、例のマネキン
(その後、えんまちゃんが
【台所男児(だいどころ・だんじー)】と命名)
を置いて、ピンポンして、隠れて、
家族がマネキンに気をとられてる隙に、
うちら妖精が裏口から台所に潜入して、
ティーパーティーをしてる。
って事になったのよ。
その計画を電車の中で考えながら、
みんなメチャメチャエキサイトしててさ〜。
はしゃいだはしゃいだ。
んで、セリフを決めないといけない。ってことになって。
まず、ティーカップとかあるかわかんないのに、
妖精達がでカタカタカップを鳴らしながら
「おほほおほほ」
おしゃべりをしてて、エンマちゃんが入ってきたら、
まちゃりーんぬが気付いて、はっとして
「あ!見つかっちゃった!!!」
びっくりしたザカちゃんがカップを倒して。
周りが、
「何やってるのよ!Y」とか言いながら、
そのへんのタオルで拭いたりして、
次にちー坊が落ち着いて、
「見つかってしまったなら、しょうがありません」
みかんちゃんが
「6月19日、23時59分ぴったりね」
(↑時間が違くても、セリフはコレで)
妖精たち口々に
「わあ、ギリギリセーフ!パチパチ」
「すごい!おめでとうおめでとう」
「セーフセーフ」
ザカちゃん
「私たちは、エンマちゃんの家の台所に住む妖精です」
私が笑いをこらえて、素に戻ってから
「さあ、パーティーをはじめましょうか!」
ってな感じ。
なんか、小学校の学芸会みたいな感じにね。
その後は、アドリブで。
そして、笑いはあくまでも、上品に妖精っぽく
「おほほほ」とか、「けたたたた」とか。
で、ウチら持参のケーキにろうそく刺して、
勝手にろうそくを吹き消して、切って、食べて。
或る程度時間をかせいだら、
「あ!もう時間!!」
って言って、おいとまして、
エンマちゃん家の近くの
TSUTAYAに行って、ビデオを借りて、
妖精ではなく人間のウチらとして舞い戻る。
っていう感じ。
そーこーしてるうちにエンマ駅に到着。
その時すでに23時55分すぎくらい。
「あーあ」
「しょうがない!」
「行こう!!!」
で、リッチにってゆーか、時間なくて
タクシーに乗って、
タクシーから降りて歩きながら、
みんな仮面の用意とかして。
人通りがなかったから、よかったけど、あんな仮面の
ヤツらがエンマちゃん家に入って行くのを目撃されてたら
エンマちゃん一家がかわいそうだわよ。
で、0時を微妙に過ぎて、マネキンを置いて、
一呼吸おいて、
ピンポ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
あわてて、裏口にまわって。
台所のそのへんにあったコップとか勝手にだして、
飲んでるフリして。
そしたら、玄関の方で
「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「何これ〜!」
「気持ち悪い〜〜〜〜〜」
っていうエンマ一家の声が聞こえてきて、
ちょっとしたらエンマ兄とか、
お母さんが台所の様子を見に来て、
「OK??」
みたいな感じで、色々とよくしてくれて。
ホントに、お手数おかけしました。
そして、ご迷惑をおかけしました。
申し訳ない。
しししししかも!!!
ウチらが行った日の次の日、エンマ兄は
就職試験だったらしいし・・・。
まあ、本命じゃなかったらしいんだけどね。
エンマ母も、風邪気味だったらしいし。
あ〜、ホントお騒がせしました。
で、ウチらは平常心を装って、
普通にティーをすすってるマネとかして、
エンマちゃんの登場待ち。
で、エンマちゃんの笑い声と共にバタバタ足音が
聞こえてきて、妖精のあたしたちが小声で
「来た来た」
バッと、台所のドアが開いて、
今日買ってもらったばっかりのNEWキャメラを
持ったエンマちゃんが来て、
ドアの目の前に座ってた
まちゃりーんぬがリハーサル通りに
「あ!見つかっちゃった!!」
・
・
・省略
・
・
で、順調にケーキ食べて。
んで、お母さんとかも気さくな人だから
妖精たちのペースに自ら飲まれて、
「あたしも、ケーキ焼いたんですのよ〜〜」
とか言ったりして、わしゃわしゃ、
あくまでも上品に事はうまく進んで。
途中、ちー坊がトイレのフリをして出て行って、
お母さんにこれからの予定(ちょっとおいとまして、
ビデオを借りて戻ってくるので、
よろしくお願いしますっていうやつ)を
説明して。
んで、台所に住んでるくせに
「私たち、外に車待たせてますので、そろそろおいとまを」
って言って。
出ようと思った時に、TSUTAYAのカードを
借りなきゃ。と思って、すんごい無理矢理に
「あ、エンマちゃん、お財布をかしていただけない
かしら???」
「え??」
戸惑うペリカンエンマちゃん。
で、持ってきてもらって。
「じゃあ」
って出ようとしたらお母さんが、
「この子お金持ってないんですのよ、
おいくら必要なんです?」
「いや、エンマちゃんの財布さえあればそれでいいんです」
「え???」
で、無理矢理出て行って。
で、カードをゲットしたから、財布は返そうと思って、
ばれないようにエンマちゃんのTSUTAYAカードを
抜いた代わりにちー坊のTSUTAYAカードを入れて、
郵便ポストに返して。
盗まれちゃうと、やばいから携帯のメールで
「お財布ポストに返しておきました 妖精たちより」
って入れて。
「アイズワイドシャット」と、
ドラマ「未成年」の最終巻のビデオを借りに行って。
ついでに、映画「ターザン」のポスターをもらって、
1時間くらい経っちゃったのかなあ?
で、エンマ宅に舞い戻ったのよ。
んで、普通に人間のうちらとして行って。
「ちょっとさ〜、泊めてくれない??」
とか言って、フラッと寄ったみたいな感じで
お邪魔して。
エンマ母が焼いたおいしいケーキ2種類をいただいて。
ウチらからのプレゼントとして「ターザン」のポスターを
あげて。
一晩中世間話とか、大学の事とか話したりして。
みんなで、ダラダラしながら。
んで、
「今日、もう来ないと思ったでしょ」
「家族とか、ソワソワしてなかった???」
とか聞いたら
「ママが朝から家中を掃除しててさ〜。
『あなたも、手伝いなさい!!!』って言われて。
なんかおかしいと思ったんだよね〜」
やっぱり!!
しかも、
「カメラ買ってもらった後に、
パパがコンビニでやたらと
たくさんジュースとかお菓子を買っててさ〜。
あたしそんなにいらないからいい。って言ったのに、
『お前が食べなくてもみんなが食べるじゃないか!』
とか言っててさ〜」
ああああああ、やっぱり。
みんなで、家族みんなでソワソワしてて、ばれてたら
うけるね。ありえる〜。
とか話してたんだわよ。案の定。
あ、そうそう。
やっぱあたしの電話で、ちょっと怪しんだらしいよ。
「だって、電車来た。とか言って電車の音しないんだもん」
って。
ごもっとも。
でも、まあ色々あったけど成功だったね。
『サプライズ』の力なんか借りなくたって、
ウチららしい祝い方が出来たね。(自信満々☆)
あ〜、それにしても『サプライズ』くやしかった!!
しかも、ついこの間ザカちゃんの所に、ウチらが
『サプライズ』に送った写真と、
テレカが一枚送られてきたらしいよ・・・。
ま、いいけどね。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜楽しかったなあ。
次の日は、みんな昼頃まで寝てて、だらだらして、
お世話になったエンマ家を後にしたのでした・・・。
また、すんごく長くなっちゃったね〜〜〜〜〜。
まあ、それだけ主役のエンマちゃんにとっては勿論、
ウチら仕掛け人の妖精たちにも、
すごくいい思い出になった一日だったのさ。
チャンチャン。
|