ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2017/12/10

レシピその308
サンタさんへのお願い～小牛スネ肉のオレンジ煮～

ミラノは急に気温が下がり始めました。
雪でも降るのではないかしらと思うほどの
空気の冷たさです。
この気温になると、ジングルベルです。
そう、心踊るクリスマス！

小さい頃から、サンタクロースに
お願い事をするのが苦手でした。
何が欲しいかわからなかったからです。
もしくは、欲しいものが星の数ほどあり、
その中から一つ選ぶのが
大変だったからかもしれません。
そして、何をもらってもうれしかったのです。

そんな私もこの年令になり、
欲しいものが明快になりました。
この数年ずっと同じものをお願いしていますが、
残念ながらまだ届いていません。
欲しいものというは、
ドラえもんの「どこでもドア」です。
夢見ます。
使っているイメージも
すっかり出来上がっていますが、
いつ届くのかしらん？

そんなことに胸をふくらませるのも
クリスマスならでは。
くちびるにジングルベルで今年も待ちます。

Buon Natale！
楽しいクリスマスをお過ごし下さいませ。

今回のメニューは
小牛スネ肉のオレンジ煮です。
クリスマスにご家族でいかがですか？

小牛スネ肉のオレンジ煮

■材料（４人分）

小牛スネ肉骨付き：1.8kg
タマネギ：１個
オレンジ：４個（そのうち１個の皮はソースに使う）
レモン：１個
EVオリーブオイル：大さじ２
イタリアンパセリ、バジリコ、タイム：適量
月桂樹：１枚
クローブ：１個
塩、コショウ：適量

・ソース用
ビネガー：40ml
砂糖：20g
コンソメ：大さじ６
オレンジの皮：１個分

☆下準備

・スネ肉に塩、コショウを塗りつける。

・タマネギ、イタリアンパセリ、バジリコ、
タイム、月桂樹、クローブを入れる。

・オレンジ汁を入れる。

・レモン汁を入れる。

・ラップをして12時間おく。
途中で肉を何回かまわす。

■作り方

（１）肉を取り出して香草を取り除く。

（２）EVオリーブオイルを入れた鍋で
表面に焼き色を付ける。

（３）キッチンペーパーで
余分な油を取り除く。

（４）肉のつけ汁と香草などを入れ、
フタをして弱火で２時間半～３時間煮る。
途中で肉を回しながら肉汁をつける。

（５）出来上り。フタをしておく。

（６）ソースを作る。
オレンジの皮を薄く剥き
千切りにしてゆでて水通しをする。

（７）小さな鍋で
砂糖とビネガーを煮てシロップを作る。

（８）コンソメを入れる。

（９）オレンジの皮を入れる。

（10）肉汁をこした物をソースに入れる。

（11）数分煮る。
とろみが足りないときは
コーンスターチを入れる。

はい、出来上がりです。
ソースをたっぷりつけてどうぞ。
付け野菜はマッシュポテトと
芽キャベツです。
Buon appetito!