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アーカイブ 2016/03/27
 
レシピその266
焼きスカモルツァチーズ
〜日本の医療。〜


日本に帰ってきて、少しでも時間を見つけたら、
日本の医療を受ける恩恵に授かります。
イタリアでは保険治療の場合、
長い期間、待たされますが、
日本はすぐに受診できるシステムでありがたいです。
近くに専門医の病院がたくさんあることも、
その医療水準の高さもすばらしいです。

今回は手の痛みが気になって、
家の近くの整形外科に行きました。
リハビリの患者で混雑はしていましたが、
院内にリハビリ施設があることは助かります。
受診の流れも、
レントゲン撮影の後に、先生の診察があり、
とても短時間で効率よく受けることができました。
診断では手の親指の関節症ということでした。
原因は、加齢です。
解決策としては、装具を装着するか手術とのこと。
そして、それまではテーピングして、
リハビリに通うことになりました。
短時間で全ての行程が完了する
その見事さに、日本を感じ入りました。

イタリアとの違いに感心すると同時に、
面食らったこともあります。
診断中、先生はずっと
レントゲン写真を見ながら話していました。
テーピングの方法を教えてくれたとき、
私の患部ではなく、
ご自分の手に巻いて
説明されることもおどろきでした。
すべてが効率重視で、
私はベルトコンベアーに
乗っているかのようでした。

私のような年代の迷える子羊の患者は、
1から10まで先生が向き合い、
手当をしてくれることを望んでしまいます。
病院を出てから、イタリアと違う、初めての経験に
「びっくりぽんだわぁ〜」
と思わず言ってしまいました。

さて、今回ご紹介するのは、
パスクワ(復活祭)の料理です。
簡単に作れてボリューム感があります。
春の訪れを感じる飾り付けをしてみましたので
楽しいレシピに加えてくださいね。


焼きスカモルツァチーズ

■材料(2人分)

スカモルツァチーズ:100gを2個。
卵:3個
ポレンタ粉:適量
バター:30g
あげ油:必要分
セージ:数枚
好みのサラダ用の野菜():適量
※今回はアルファルファ(もやし)を使いました。




■作り方

(1)スカモルツァチーズ全体に
溶き卵をつける。



(2)さらにポレンタ粉をつける。



(3)脇もしっかりポレンタ粉をつける。
あげ油をあたため始める。



(4)目玉焼きを作る。
小さいフライパンにバターを溶かし、
セージを入れて香りを出す。



(5)目玉焼きを作って、フタをしておく。



(6)中火でチーズをあげる。



(7)裏返す。



(8)好みの野菜を敷いて、
チーズをのせる。



(9)目玉焼きをのせ、
飾り塩をまわりにふる。
はい、出来上がりです。


 
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