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アーカイブ 2015/08/23
 
レシピその251
いんげんと鶏肉のパスタ〜「まるで新婚のようよ」〜


内輪の話で恐縮です。
そして、まだ暑いなか熱い話で失礼いたします。

私たち夫婦はイタリアで知り合って結婚したので、
日本で一緒に過ごした時間はほとんどありません。
帰国するときも
夫は創作活動しやすい自分の実家へ。
私は子供のために、
ミラノにない海を味わせてあげたくて、
茅ヶ崎の実家へ行っていました。
それが今回の帰国では、
「今年は一緒に実家に帰ろう」と誘ってくれました。
そんなわけで、めずらしく二人で過ごしています。
こんなに長い間、
日本で一緒に過ごすのははじめてです。

イタリアにいるときは、
毎日、自宅で二人で過ごす時間が長く、
隣にいるのが当たり前の環境で、
なんでもわかっているような気になっていましたが、
一緒にいても見えないことが多いなあと感じました。
日本で料理を作って夫と食べるのも、
こんなに長い期間は、実ははじめてで、
夫はこんなにも日本の料理が好物だったのか、
と気がついたり、
料理をするときに、
食材をどう調理するのが好きかとたずねると、
意外な答えがかえってきたり‥‥。
些細なことですが、新しい発見があり、
とても新鮮な気持ちになります。
友人には「まるで新婚のようよ」と
のろけてしまうこの夏です。

長くなった結婚生活で、
わかり合っていると思っていてもわかっておらず、
知っているようで知らず、
同じ物を見ているようで見ていない。
夫婦っておもしろいです。
旅行で新鮮な発見をして、
それがリセットのきっかけになって
新しい歩みをはじめる。
長年、育んできたものの上に、
新しいものやことが積みあがる。
縁があって夫婦になったのですから
「二人のわかりあえないもの」を探求しながら
一緒に歩く人生もあると思いました。

さて、今回の料理はさっぱり味の
いんげんと鶏肉のパスタです。

いんげんと鶏肉のパスタ

■材料(3人分)

鶏胸肉:180g
いんげん:200g(掃除後190g)
ニンニク:1かけら
白ワイン:100cc
EVオリーブオイル:大さじ3+好みでバター15g
塩・コショウ:適量
パスタ:150g(今回はリングイーネ)
パルミジャーノ:適量




☆下準備

・鶏肉は筋や余分な脂肪を取り除き、
包丁の背で叩く。



・鶏肉を細かく切る。
・いんげんは、よく洗い、筋などを取り除いて
食べやすい大きさにする。
・ニンニクは芯を取って叩いておく。




■作り方

(1)塩を入れたお湯でいんげんをゆで始める。



(2)深めのフライパンにEVオリーブオイルを入れ、
ニンニクで香りを出し、鶏肉を炒める。



(3)塩・コショウをふる。



(4)白ワインを入れて
アルコール分を飛ばして鶏肉を煮る。



(5)パスタソース用にゆでたいんげんを少し残して、
残りのいんげんを鶏肉のフライパンに入れる。



(6)5分くらい煮る。
お好みでバターを入れるときは
火を止める直前に入れる。




(7)いんげんをゆでたお湯でパスタをゆでる。




(8)ソース用に残しておいたいんげんを
バーミキサーでソース状にする。




(9)(8)を鶏肉の方に入れ、
ゆだったパスタを入れて味を整える。




はい、出来上がりです。
パルミジャーノをたっぷりかけてどうぞ。
Buon Appetito!


 
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