ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2012/07/15

レシピその173
レモンシャーベット～花自転車～

夏ですね。
こちらでは国民的愛好スポーツの中の一つに
「自転車ロードレース」があります。
強い日差しの中でも
自転車でロードレースの練習をしていたり、
ツーリングを楽しんでいたりします。
さて、私たち主婦もこのお天気です。
健康や環境、
そしてガソリンの高騰を考え合わせ、
自転車を生活に取り入れています。

自転車は暑いとはいえ、
風を切って走ると、爽快な気分になれますし、
自由に移動できるのでとても便利です。
今のバカンス時の公共交通の時刻表や
ダイヤの変更を考えると、
目的地まで着実に
自分の計算でたどり着ける自転車は、
機能性から考えても
生活の一部になる乗り物です。
そうそう、
自転車の使用目的はいろいろですが、
多くの女性はみな、
自転車そのものにちょっと工夫をして
女性らしい自転車ライフを楽しんでます。
花自転車が多いんですよ。

写真でご紹介しますね。

▲このわんちゃんの愛され具合が分かりますね。

▲春先の草原を彷彿とさせます。

▲春の謳歌。
　後ろの席は荷物とわんちゃん用ですね。

▲後部席にも一輪さしてあり、
　紫の自転車をとてもシックにまとめています。

▲どこに行っても夏を楽しめ、
　元気が出て、空まで走れそうな勢いのある自転車です。

▲プラスチック入れ物におしゃれなガーベラつき。
　子供用の席もあり、ピンクのベルもあり、
　盛りだくさんの可愛い自転車。

▲ご近所さんも今年は花自転車デビュー。

機能性だけではつまらない。
身近な物で女心を表現。
ちょっとした遊び心が
生活に楽しさのエッセンスを加えてくれます。
クリエイティブな気持ちはどんな場合でも、
どこにでも表現でき、
ささやかな喜びを運んでくれます。

さて、今回ご紹介するメニューは
夏のとりこ「シャーベット」です。
爽やかな味で元気をつけましょう！

レモンシャーベット

■材料（４人分）

レモン：120cc（約２個分）
水：280cc
砂糖：110g
カルーバ（イナゴ豆の種粉）：小さじ半分
ミントの葉（飾り用）：適量

カルーバは、
アイスクリームを安定させたり、
とろみをつけるときに使います。
ない場合は、卵白で代用できますので、
卵白を使った作り方も最後にご紹介しますね。

■作り方

（１）小鍋に砂糖水とカルーバを入れ、
カルーバを溶かすように混ぜる。

（２）レモンの皮を入れる。
レモンの皮は飾り用に少しとっておく。

（３）（２）を漉す。

（４）冷めたらレモン汁を入れる。
レモンの種を入れたくないときは、
こしながら入れる。

（５）全体をよくかき混ぜる。

（６）フタをして冷凍庫に入れる。

（７）８分目くらいかたまったら取り出す。

（８）ハンドミキサーで混ぜて空気を入れる。
よくかたまるまで冷凍庫に入れる。

（９）冷凍庫から出し、数分ほど常温に置き、
少し柔らかくする。

（10）スプーンでかき混ぜふんわりさせる。
うつわに入れてできあがり。

ミントとレモンの皮を飾りました。
口の中でスーッと溶ける
冷たくて爽やかな味をお楽しみくださいね。

さて、補足で、
カルーバがない場合の作り方をご紹介します。
カルーバの代わりに卵白１個分を入れます。
飾り用にバジリコの葉を少し使いました。

作り方はカルーバのない状態で、
（７）まで同じ行程です。
冷凍庫から８分かたまった物を
ハンドミキサーで一度混ぜ、
その中にしっかり立てた白身を加えます。

全体を混ぜ合わせて、
冷凍庫にかたまるまで入れます。

かたまったら、
全体に空気を入れる感じでほぐしましょう。

こちらにはバジリコを飾ってみました。
さくさくとした爽やかシャーベットです。

カルーバを使う方は
しっとりとした感じに仕上がり、
卵白の方はしゃきとしてきめ細かい舌触りです。

ウォッカをかけて大人の味わいにしたり、
コンデンスミルクをトッピングしたりして
楽しむのもいいですね。

BUON APPETITO！