ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2011/07/24

レシピその148
イチジクとヨーグルトのソルベット
～おおきな木～

太陽がまばゆい季節になりました。
ワンたちが大理石の床にねそべって、
からだを冷やす季節です。
ワンたちの散歩も、
なるべく陽射しが弱い時間に
行くように心がけています。
今回は私たちの夏の散歩をご案内しましょう。

▲ワンたちとお散歩中。

▲いつも行く公園を通り過ぎ、数分歩くと、
　道の中央分離帯が見えてきます。
　ここが私たちの夏の散歩道です。

▲おおきな木が多く、
　木陰を作ってくれているので、
　暑がりのワンたちも喜んで走り回ります。

▲えんじ色の葉の木はプラムの一種です。
　プラムの味見をしている人を見かけたので、
　私もためしてみましたが、
　もぎたての味は格別でした。

▲特に大きな陰を作ってくれている木は
　ドングリの木です。

▲小指の先くらいだったドングリの実は、
　みるみるうちに大きくなりました。
　若々しい勢いがあります。

▲たくさんの実をしっかりと支える枝が
　風に揺れるのを見て、
　木の強さに憧憬を感じました。

むかし、子どもによく読んでいた
シェル・シルヴァスタイン氏の童話
『おおきな木』を思い出しながら、
あのリンゴの木はどんなだったんだろうと
想いをはせます。
物語の最後に切り株になってしまっても、
「背を延ばして」と言うところに
私はいつも感動していましたが、
あのリンゴの木も、
このドングリのおおきな木のように、
強い魂が宿していたから、
あの台詞が言えたのだと思うのです。

▲切り株から新しい緑が生まれて‥‥。

土に根をはって枝をのばし、
太陽に向かって成長する
木を見ながらの散歩は
１日２回の楽しみです。

イチジクとヨーグルトのソルベット

■材料（４人分）

ソルベット用
熟したイチジク：300g
無糖ヨーグルト：250g
砂糖：100g

イチジク煮用
かためのイチジク：300g
砂糖：80g
バター：50g
レモン：半分

☆下準備
・各材料を計り、
　レモン半分は絞っておく。
・かためのイチジクは四つ切りにする。

■作り方

（１）ソルベットを作ります。
熟したイチジクを細かく切って
うつわに入れる。

（２）砂糖を加える。

（３）かき混ぜて、
砂糖がよく溶けるまで１時間程置く。

（４）イチジク煮をつくります。
鍋に砂糖とバター、レモン汁を入れて
火にかけてとかす。

（５）（４）に、
かためのイチジクを入れる。

（６）かためのイチジクは、
かたちを崩さないように数分煮込んだ後、
ソースごと器に移して冷ましておく。

（７）ソルベット作りに戻ります。
（３）をつぶす。

（８）（７）にヨーグルトを入れる。

（９）よくかき混ぜる。

（10）アルミホイルをかけて冷凍庫に入れる。

（11）（10）がかたまってきたら、
冷凍庫から取り出して、一度かき混ぜて、
もう一度冷凍庫に入れる。

はい、出来上がりです。
お皿にソルベットを置き、
イチジク煮とソースを添えていただきます。
BUON APPETITO！